17歳の恭二は、兄の英二と彼の妻の真澄、義理の母静子の4人で暮らしていた。恭二は、英二と真澄が結婚する以前から真澄を思っており、そんな真澄も英二に淡い思いを抱いていた。しかし、英二の策略により無理やり結婚させれた真澄。恭二は傲慢で心ない英二に苦しむ真澄と静子を性により解放していく。
著:麻実 克人
フランス書院文庫のエロ本シリーズ、何気にハマってる(笑)数時間で読み終わってしまううえに、エロだけを求めるには、都合がいい。しかし、細部までディテール化された内容の濃い長編エロチカロマンスを読み漁ってる自分には、突っ込み所満載。
17歳の少年が、義理姉と義理母を、常識ではありえない性欲で犯しまくり、次第に義理姉、義理母とも少年の性奴隷にするという話。
主人公はなんで17歳の設定なの?
恭二は、1日中ヤリまくり、イキまくりで、人間離れした絶倫。男の場合、その位の年齢を性欲のピークと推定すると、17歳に設定することで、 少しでも現実味をストーリーに持たせているのか。それとも、若い男性VS年上の女性という設定に、読者(男性)がそそられるのか。
もし17歳に設定して現実味を持たせたいなら、まったく無意味。だって、女性をイカせまくるだけで、身も心も性奴隷にすること自体が非現実的なので、性欲だけリアリティーを追及してどうする。そりゃ、思考がぶっ飛ぶ位のセックスしてくれたら、またヤリたいと思うかもしれないが、相手の事が好きじゃないと、自分の人生すべて捨てて、身も心も捧げるなんて、絶対出来ない。真澄は、恭二を思ってるから、恭二に落ちたわけで、彼の性欲だけに落ちたのではないよね。
単に、若い男性VS年上の女性という設定で、読者を釣りたいと思っているなら、これまた17歳の設定にする意味はなし。17歳なんてお子様じゃん。恭二はDomなのだが、17歳のDomなんてまったくリアリティーが湧かないし。
ストーリー前半は、恭二と真澄、ひそかなに思いを寄せていながらも、義理の姉弟といく関係を崩すことが出来ずにいた。しかし、体を重ねることで、心を解放していく。最初はもしかしてこれって、エロチカロマンス! と、少し心躍らせならが、楽しんでいたが、中盤、恭二は静子も犯し、それ以後、3Pを繰り変えす。静子が登場した時点で、イッキにこの本の読書欲が失せた。
そして、最後は、
従順なおんなたちを少年が見下ろして幸せそうに笑う。
勘弁してくて、恭二・・・・汗
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