総合評価1: 大人のためのエロティック童話13篇

2015年7月18日

大人のためのエロティック童話13篇童話にエロを加えリメイクした作品集。
美女と野獣/青ひげ/猫とネズミ/シンデレラ/太陽の東、月の西/3匹のくま/鏡よ鏡~白雪姫と7人のこびと/奥さまキツネの嫁入り/白雪姫と7人のこびと/裸の王様/がちょう番の娘/羊の皮をかぶったオオカミ/みにくいアヒルの子(計13作)

著: Nancy Madore (訳: 立石 ゆかり他)

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以前「美女と野獣」を読んでレビューで散々文句を書いたのを記憶しているが、その他の童話にエロを加えてリメイク作品13作を合わせたこの本。「美女と野獣」でガッカリしたのになんでわざわざ700円も出してこの本を読んだのか・・・たぶん怖い物みたさ? ww。

そもそもこの本、ロマンスじゃないと思った。

すべてのロマ本って、「ある日男女が出会い、いろいろ紆余曲折をへて、2人は幸せになりました」っていう揺るぎないすべてのロマ本に共通する大原則があって、作家は、どんな男女がどんな風に出会って、どうやって関係を深めて、どうな風に幸せになったのか、その大原則に「肉付け」していくわけじゃない。その「肉付け」の部分を楽しむのがロマンスで、その過程で読者は胸熱、涙、濡れとかを体感するわけさ。それがこの作品集、童話をモチーフにしているので、大原則はもう知ってるのよ。「肉付け」されたのはエロだけ。

エロも取ってつけたような断面的なエロだから、心に響くものは全くなし。たぶん皆も同じだと思うけど、ヒーローとヒロインに関するドラマや周りの状況、感情、思い…etc. すべてが関与しないと、エロを楽しめないのよ。すでにある話にエロをおまけに付けたからって楽しめるはずがない。

童話特有の「ある日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」。「○○しました。xxでした。」の「た」で終わる結論だけをのべる文章。感情論がほぼゼロのこの本、紙芝居風っていうのかな、心揺さぶられる物はまったくなかった。

まぁあえて、13篇の中から、面白かったのを上げれるとすれば、「猫とネズミ」喰うか食われるかの駆け引きを猫を男、ネズミを女にして表現して、結局猫はネズミを食べるのだけど、ずるがしこいネズミはタダでは起き上がらない。ストーリーにちゃんとオチが付いてて、最後フッと笑いが込み上げる感じです。

読んでて退屈すぎて、読書がまったく進まなかったが、何とか完読。もうこの手の怖い物みたさは懲りたかな。

最後にMIRA文庫の方へ。お願いだからもっとセンス良い本を選択してください!! (なんならご紹介します)

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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