総合評価3: 冷たい瞳のスルタン

2015年1月20日

冷たい瞳のスルタン中東の国クルハの王ムラトの愛人として、ロンドンで何不自由ない生活を送っていたケイトリン。愛人を始めた当初は、ムラトの間に将来は無く、体だけを共にする割り切った関係である事を、ケイトリンも十分理解していた。しかし、ある日それが苦痛に感じるようになる。苦痛の原因は、ムラトを愛してしまったこと。一国の王として、由緒ある女性を妻に迎える事は、責務であり、イギリスの貧しい生まれのケイトリンにとって、ムラトとの将来は無いに等しいものだった。

著:Sharon Kendrick (訳 春野 ひろこ)

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ読書中からの気晴らし第2弾。

ページ数も、多過ぎず、少なすぎず、丁度いい長さで、面白かった。

ロマンス王道ストーリーで、話の結末を簡単に想像出来るので、読んでて安心感がある。今回この本を読んだ理由は、「気晴らし」を求めてなので、想像を超えるハラハラやドキドキはあまり求めておらず、想像した通りに話がスムーズに進んでくれる点が、Wet Rushの要望に正確に答えてくれた。

ストーリーに目を向けても、割り切った関係と最初から分かっていながらも、ヒーローを愛してしまうヒロインの苦悩をうまく表現していると思う。そして、ヒロインの取った行動は、「お願いだから私と一緒にいて~~あなたを愛してしまったの~~」と泣いてヒーローにすがりるのではなく、ヒロイン自ら、ヒーローとスッパリ、別れる決意をする。女の最後の意地を見せるあたりが、大変よろしい。Go girl!! Be proud yourself.

一方ヒーローは、「え!? なんで?? 別れるの? いやいや・・・もしかして俺、彼女に振られた??」とテンパって。当たり前を思っていた彼女との幸せを無くして初めて彼女の存在は自分に大きな影響を与えていたと気が付き。

これぞ、The ハーレクインや!! という期待を裏切らない展開、大いに楽しめました。

ちなみにこの本自体は、「砂に落ちた王女の涙」のスピンオフのようですね。また、原書は、”Desert Men of Qurhah” というシリーズ名の3部作のようです。いつか残りの2つも読んでみようかと。

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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