総合評価3: 女刑事サム・ホランド 運命の情事

2014年11月18日

女刑事サム・ホランド 運命の情事上院議員が殺害されたという連絡を受けて、首都警察刑事のサムは、現場に直行した。被害者の遺体の第一発見者は、サムが6年前に一度だけ体を重ねたことのある、上院議員の首席補佐官ニックだった。事件を解決へと導く中、再びサムとニックの関係が加速していく。

著:Marie Force(訳 喜須海 理子)

楽天ブックス | Amazon Japan

実はこの本、かなり前に読み終わっていたのだが、重い腰を上げてやっとレビューを書いてみた。ストーリーの舞台がワシントンDCということに食いついたのが、この本を読もうと思ったきっかけ。実はWet Rushにとって、ワシントンDCは非常に思い入れのある、ゆかりの地。ワシントンDCというと、政治というイメージが大きいが、アメリカの中でも歴史的建造物が多い美しい街並みの、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ大都市で、日本人も沢山住んでいます。そしてアメリカ有数の桜の名所。ストーリーに登場する、地名や道の名前など、頭に思い浮かべながら、読み進めることで大いに楽しめました。

サムは、ニックとの6年前の夜を忘れずにいた。またニックも同じ思いでいたが、すれ違いが重なり、2人は結ばれることはなかった。そして時が経ち、今度は、上院議員の殺害事件の担当刑事と、遺体の第一発見者という立場で再会する。お互いが感じる否定できない思いが溢れ出て、2人は関係を深めていく。そんなロマンスに、サスペンス独特のストーリーに引き込まれる感覚が重なり、一度読みだしたら止まらない。

サムとニックの大人な恋愛に共感が出来、2人の小気味いいサックリした会話が、ストーリーに助走をつけ、事件が解決する後半、サスペンス特有の物語がイッキに加速する感覚がよかった。

さらに、サムの相棒として登場する、フレディ。純朴無垢で、こんな子今時いる?とさえ思える、なんともいいキャラ。彼のスピンオフが読みたいと思ってしまった。

しかしそれが・・・きっと英語でも小気味いいと思える文章が、日本語に訳されることで、小気味がさらに大気味となり、どうもオブラードに包まれているように感じられて、言葉がグサグサとWet Rushの中に入ってこない(単純に自分の理解力の問題かも)。日本語を自分の中で英語に置き換えて読んで、グサグサ感を感じるようとしたりしていた。原書ばっか読んでて、日本語の含みを持たせる文章に不慣れになっちゃったのかな?

英語は、ピンポイントの単語で、きっかり明確に感情を表現するのに対し、日本語は、ひとつの言葉に多くの意味を持つ含みがあるので、そこをきちんと読み始める前に認識せずに、原書を読んでる感覚で、この本を読んでしまった、自分に責任があると思う。

日本人なのに、ヤバイ! と焦ってしまった。これからはもう少し日本の本も読むようにしないと。

さて、このシリーズ、原書は、Fatalシリーズとして、現在7部まで出版されています(8部は、来年1月出版予定)。シリーズ全体を通して、サムとニック同じヒーロー&ヒロインで続くようだが、時間を見つけて、何時か残りのシリーズも読みたいと思います。

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

No Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください