総合評価3: Lover Revealed: Black Dagger Brotherhood #4

2015年1月3日

Lover Revealed: Black Dagger Brotherhood #4唯一ブラック・ダガー・ブラザースと親しい人間のブッチ(Brian ’Butch’ O’Neal)は、ヴァンパイアの遺族の娘、マリッサ(Marissa)に思いを寄せていた。しかし、ブッチは、幼少期の辛い体験や、元刑事というブルーカラーの身分、ブラザーズと生活を共にしながらも、アウトサイダーとしての自分の無力さなど悩みを抱えており、マリッサとの関係も身分の違いを気にしていた。

著:J.R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ、4部目。

相変わらず、この本も、すでにロマファンは、完読済という前提で、レビューというよりは、つぶやきに近い形で、思った事をつらつら書きたいと思います。

読み終わった感想は・・・「おしいぃ~!」ヒーローとヒロインで、好みがはっきり分かれてしまった。

まず、ヒロインのマリッサ。

どうもWet Rushダメでした。全部が全部だめという分けではないのだが、まず、箱入り娘(300年)の処女のマリッサが、ブッチと初めて体を重ねるシーン。どんだけ、マリッサ無知なの? 確かにヴァンパイアの世界なので普通の人間の世界と違うのは理解できるけど、一応現在の話な訳で、300年も生きてればいろいろな知識も身に付くだろうに、セックスに関してはまったくと言っていいほど知識がなく、読んでて、シラケてしまった。

えぇ、処女でもない、無知でもないWet Rushは、共感できる所が少なすぎた(笑)。

そして、一番共感できなかったのが、ブッチがヴァンパイアとなり、ブラザースのメンバーとなる際、マリッサは反対するシーン。分かるよ、愛する彼が、騎士団のメンバーとなり、毎晩切った張ったを繰り返す事への不安。でもさぁ・・・そこを反対するのは、マリッサ、わがままだろと。ブッチが、アウトサイダーな存在に悩みを抱えていた事、過去の人間だった頃の空疎な思いから、ヴァンパイアとなり男を上げたいと思う彼の願望など、マリッサ分かってて惚れたなら、そこは、マリッサも一緒に女を上げないと。別にこの本のパラノーマルな非現実的な世界でなくても、消防士や自衛官の嫁など、旦那の安全を必要以上に気遣う女性は沢山いると思う。でも、彼の頑張る姿、ましてや誇りをもって仕事に取り組む姿を無視して、反対するのは私はわがままだと思う。

“I don’t want to be a kept pet, Marissa. I want to purpose and that purpose is not going to be sitting at home waiting for you to get back from your life, I’m a man, not a piece of furniture.”
“I can’t sit on my hands when I know there’s something I can do to help the race- my race.”

“I’m a man who wants to take care of his woman.”
“Like I said…a goddamned fool.”

ここまで、ブッチが言ってるんだぞ。マリッサの「だって、だって・・・でも・・・」っぷりに、Wet Rushかなりイライラした。

まぁ。最終的には、他のブラザースの嫁達のアドバイスもあり、自分のわがままを認めるのだが、それ以前に、彼を信じ、女を上げて欲しかった。

一方、ヒーローのブッチ。

最高!!! 人間離れした(本当に人間ではなかったのだが)、芯の強さを持ち、熱さ、やさしさを兼ね備えた、スマートな大人の男性と言う感じ。彼もいろいろな苦悩を抱えているのだけど、そんな苦悩は心に仕舞い込み、クールに振る舞うなんとも魅力的な男性。本当に、彼の言葉が、クールで、ウィットが聞いていて、且つポジティブで、特に、ヴィシャス(Vishous)とレイジ(Rhage)との掛け合いは、最高だった。シリアスなシーンでも、サラっとポジティブな言葉で、笑いを取る冗談をスマートに言える人って、現実社会でもなかなかいないよ。

そして、ヴァンパイアとなった、ブッチ、どうやら特別な力があるようだし、ヴィシャスとの関係も、書の聖母折り紙つきの、特別な関係なようで、続きが楽しみ。

“United by their clasped hands, they became again the two halves, the light and the dark. The Destroyer and the Savior. A whole.”

もちろん、他の登場人物も相変わらず目が離せないし、当分BDB熱から冷めそうにありません。

ヒロインはちょっと残念な所があったけど、それでも彼女を受け入れる、ヒーローの度量の広さと、魅力、その他の構成力抜群のストーリー展開に、相変わらず脱帽のこの本、総合評価4にしておきます。


日本語版ブラック・ダガー・ブラザーフッドシリーズ / 訳:安原 和見

     
胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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