総合評価4星: 史上最悪の一目惚れ Breathless #2-1

2014年8月16日

史上最悪の一目惚れ(上)妹のミアと親友のゲイブの婚約パーティーで、ケータリング臨時雇いとして働いていた魅力的な女性ベサニーに、強烈な所有欲を感じたジェイス。ベサニーとの突然の出会いと、理解しがいたい所有欲に戸惑いながらも、その夜、何時もの通り、別の親友アッシュとベサニーをベットに誘う。過去にアッシュと何度も経験した、後腐れない3Pを楽しみつもりが、彼女を誰にも渡しくないと思う独占欲をジェイスは隠すことが出来なかった。

著:Maya Banks (訳 河井直子)

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Breathlessシリーズ2部にあたる前編。ジェイスとベサニーの話。他のBreathlessシリーズの中で、この2部が一番評価がいいのは、かなり納得。エロく、熱く、面白かったです。率直な感想としては、1部のゲイブより、ジェイスの方が、アルファ度、Dom度ともWet Rush好み。1部ではジェイスのことを妹のミアを思う兄としてもっと柔らかいイメージを抱いていたが、何を隠そう、バリバリのDom男です。また、ゲイブよりも大人っぽっさを感じる。ゲイブ、ジェイス、アッシュとも38歳の設定ですが、ジェイスは若くして両親を事故で亡くし、その当時まだ6歳だった幼い妹ミアの面倒を1人で見てきた分、他の2人よりも、精神的に早く成長したのかな・・・と思ってもみたり。

一方、ベサニーは過去に薬物に依存し、前科もあるホームレス。子供の頃は施設を転々とした過酷な状況の中で成長し、大人になっても、路上での生活を強いられる、人生に光を見出すのが困難な状況にいました。ベサニーの生い立ちと現在の置かれている状況は、本当に不憫です。

この本で、少し納得がいかないのが・・・作者のマヤ バンクス、現実にあまり目を向けず、美化してないか・・・と、はい、Wet Rush、ひねくれてます。

ベサニー、家も仕事もない不のオーラがひしめく世界で、暗い過酷な毎日を送っていました。そんな中、唯一現実を忘れさせてくれる薬に手を付け、依存した過去があり、そんな不のサイクルに落ちていったベサニーですが、ある日、自らの意思で薬か足を洗います。何が彼女をそうさせたのか、彼女のその意思の強さは、どこから来たのか。

Wet Rushが言いたいのは、ベサニーの置かれている状況を考えると、彼女がどうやって正気を保っていられたのか、知りたい。また、そんな状況の中で、男性を愛せる心をどうやって保っていたのか。言葉でいうのは簡単かもしれませんが、彼女の状況で自ら薬から足を洗い、清い、美しい心を保つのは、並大抵なことではないはず。もちろん、ホームレスだから、薬に依存していたから、彼女に心がないとはいいません、でも、絶対にそんな簡単なことではないはず。

そこは、実際あまり深堀することはぜす、この本では、現代版「シンデレラ」、「プリティーウーマン」の要素満載という設定で話が進みます。

このストーリーは、過酷な世界に生きる人達の深層心理を追った、ドキュメントではなく、ロマンスなので、そこを求めるのは、お門違いってことですよね(これ以上ひねくれた角度の目線はやめてきます)。

2人のエロはというと、はい。相当エロいです。ジェイスは、DomとしてBDSMへの思いが強くなっていきますが、ベサニーがそれを受け入れてくれるか、不安を募らせます。時間を置いて、少しずつ、ベサニーに理解してもらいたいと考えていたジェイスですが、彼女に触れると、自制心が吹っ飛でしまい、BDSMの欲求を隠すことが困難になっていきます。

ジェイスは彼の本当の欲求をベサニーに告白することを躊躇するのですが、そんな時ベサニーは、

「あなたみたいな男性といっしょにいたら、どんなに幸せか、夢を見てしまったから。わたしには想像もつかないほど立派な男性といっしょにいれば。だから、嘘をつかないで。ちゃっとわかっておきたいの。これがあなとにとってのただの暇つぶしなら。ちょっと趣向を変えてみただえけなら。わたしにもせめてそのくらいの敬意を払ってほしい。あなたにとって大事な存在になれないなら、このまま出ていかせて。」

ベサニーはずっと孤独な人生を送ってきて、初めて誰かに守られている、自分を投げ出せるジェイスという存在に、安らぎを感じ、2人はBDSMの世界でエロく、思いをぶつけていきます。

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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