総合評価4: Lover Unbound: Black Dagger Brotherhood #5

2015年1月12日

Lover Unbound: Black Dagger Brotherhood #5ヴィシャス(Vishous)は1人レッサー狩りに繰り出したある夜、襲撃を受けた所を人間に目撃され、救急車でERに運ばれてしまった。彼の緊急手術を担当したのが、その日当直だった外科医のジェイン(Jane Whitcomb)ヴィシャスは怪我により意識がもうろうとする中、ジェインの力強い言葉に励まされれ、彼女に対して”Main”という言葉が彼の頭をよぎっていった。

著:J.R. Ward

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Black Dagger Brotherhoodシリーズ、5部目。

来月2月23日に、「情熱の炎に抱かれて」という題名で翻訳が出版される本、ちょっとレビュー慎重に書かねば、襟を正してみる。

まぁ、いつものごとく、ロマンス以外にも盛りだくさんな本なのですが、ロマファンのWet Rushは「そこ重要!」ということで、ロマンスのレビューをメインに行きたいと思ます。

前回の4部は、ヒロインにはちょっとがっかりしたが、今回のヒロイン、ジェインよかった。Wet Rush的には、いままでのシリーズを通して一番好きかな。賢く、逞しく、なんとも魅力的。簡単に例えるなら、4部のヒーローでヴィシャスの親友ブッチを女にしたようなキャラ。「打てば響くキャラ」というか、ヴィシャスは、彼特有のブラックジョークをブッチに話すように、ジェインに振ると、彼女なりのウイットで、スマートにかわし、BDSM好きヴィシャスのDomっけをなんとも刺激するキャラ。No wonder he failing love to her. ヴィシャスがジェインに惚れるのは、当然と言う感じ。

本を読む前までは、「今回BDSM!?」とエロ好きWet Rushかなり期待アゲアゲで読み始めたのだが、そこは最初の期待と違ったかな。確かに若干? BDSMもあったりして、他のヒーローに比べるとDomっけ、アルファ度は上がってるのだが、他とそれほど変わらん。

いままでヴィシャスのセックスは、BDSMによる「攻撃や制圧」というなものでしかなかったが、ジェインとのセックスは、「癒しや安らぎ」となり、実際の行為そのものよりも、2人の時間などに趣をもたせ、体の繋がりという以上に、心の繋がりに重点を置いているといった感じ。

“Tonight has not fit his pattern, With Jane there had been an exchange: She gad given something to him, and he had tuned over a piece of himself in return.”

2人の関係はというと、2部でヴァンパイア×人間の関係はご法度だったが、この本も同じく、基本認められない関係。また、聖母により騎士団の種の存続を兼ねた、巫女達への種付け役を任命されたヴィシャスは、ジェインとの関係が始まる前から、2人に将来は無いと分かっていた。それでも、ヴィシャスは、ジェインに出会ってしまい、恋に落ちてしまい。2人幸せになりたいのに、なれない関係がなんとももどかしくて、胸がキューンとなる。

2人が別れなければならない最後の夜、ジェインとのセックスを終えて彼女から体を放すヴィシャスは、

“He felt like he was shaving his own skin off.”

と感じながらも、本人の意思ではどうにも出来ない現実に、ジェインの2人の記憶を消すヴィシャス。このあたりは、涙が頬を伝う。

ロマンス以外に目を向けてみても、ヴィシャスの出生の秘密や父との衝突。彼の過去の苦痛や、新たに明るみになった真実そのすべてが関与して、ヴィシャスはジェインに恋したんだなと、納得できるストーリーと、ヒーロー&ヒロイン以外でも、今後のシリーズを予感させる他の登場人物のエピソードもふんだんに盛り込まれ、次を読みたい欲求をきちんとおさえてる。

ただ、今回少し残念に思ったのは、ヴィシャスの過去や現状に重点を置きすぎている前半、話のテンポがあまり良くなく、若干退屈感を感じた、しかし、前半状況をたっぷり説明する事で、後半は話にスピード感生まれ、おまけに切なさや驚きなども加わり、J.R. Ward本来の魅力をたっぷり楽しめるといった感じ。今回Wet Rushの読書スタイルは、前半チビチビ読み、後半イッキ読みという感じでした。

で、皆さんが気になる、結末。ロマ本ですので、当然Happy ever afterですが、じゃぁどうやって?

これをネタバレしたら、お叱りを受けると思うので、Wet Rushのリアクションだけご紹介。

えぇ?? 嘘??

あ~~そんな・・・(涙・涙)

ヴィシャスに号泣(T_T)。

次のページで

はぁ??? 。Really!? That’s too good to be true!

またの名をご都合主義ともいう。

とは言え、パラノーマルのなんでもありありの世界なので、許してあげよう。

“Now V was inside of her in all ways possible: in her brain with his words and her body with his arousal and her mouth with his blood and her nose with his scent. She was completely taken over. And he was right. It was divine.”

 

Lover Unbound Image


日本語版ブラック・ダガー・ブラザーフッドシリーズ / 訳:安原 和見

     
胸熱度
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