総合評価4: You Were Mine: Rosemary Beach #9

2015年8月13日

You Were Mine: Rosemary Beach #9
ベティ―(Bethy Lowry)は悲しみの中にいた。自分の浅はかな行動で彼氏のジェイス(Jace)が死んでしまった。この行き場の無い感情を8年ぶりに突然姿を現したトリップ(Tripp Newark)にぶつけづにはいられない。彼に八つ当たりするのは間違っていると分かっているが、こんなに心取り乱すトリップの存在が疎ましかった。そして心の奥底では安らぎを感じていた。

著:Abbi Glines

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Rosemary Beachシリーズ9部目。この9部は去年の12月に発売になり、あれから続けて現在12部まで出版済。これまた続き早く読まなきゃぁ~と、ずっと思っていたシリーズ、やっとここにたどり着いた。

フロリダ州ローズマリービーチで繰り広げらるロマンスシリーズ、相変わらずAbbi Glinesの書く文章は、超簡単英語で、シンプルでキャッチ―で、いいねぇ~。ぜったいこのシリーズ日本人に受け入れらると思うのだが、なんとか翻訳にならないだろうか。

この本は、それなりに多くのロマ本を読んで来たと自負するWet Rushが思う、かなり斬新な設定。

ヒーローはヒロイン大好きで、ひたすら、とにかく超一途にほぼ全256ページの間ずっとヒロインに片思いするストーリー。ヒロインがヒーローを受け入れないのはそれなりに複雑な理由があるのだけれど、Goodreadsのレビューを見てみると、そんな忍耐力が試されるようなストーリーにイライラした読者も多いみたいね。でも私はAbbi Glinesのシンプルでキャッチ―な文章にイライラを感じる事はなかった。

所でそのヒロインがヒーローを受け入れない理由とは・・・

さかのぼる事8年前。ベティ―がまだ16歳の時、1部のヒーロー ラッシュ(Rush)の家で開かれたパーティーでその当時18歳のトリップに出会う。ベティ―は育児放棄する父親と2人トレーラーハウスで貧しい生活を送っていた。一方トリップは大富豪の息子。しかし金持ち故に、トリップは大学と将来の仕事、また嫁までも親の決めたレールを歩まなければならない現実にウンザリしていた。トリップは自分の人生を歩むには、すべてを捨てるしかないと、3か月後、高校を卒業し秋になったら家を出ると決めていた。しかしトリップはベティ―に出会ってしまう。またベティーも初恋に初体験、トリップとの時間は3か月と最初から分かっていたが、彼の魅力にどんどんハマり、2人は強く愛し合うようになる。

トリップはベティーを置いていく事を悩む。しかしローズマリービーチに残れば、親の決めた人生から逆らう事は不可能。ベティ―との関係も反対されるだろう。ましてや若干18歳の自分に親と立ち向かう強さも無かった。そしてたった16歳のベティ―を連れて2人で逃げる事も不可能だった。

見知らむ土地で、仕事を見つけ、お金を貯め、ベティ―が18歳になったら彼女を迎えにローズマリービーチに戻る事を心に決め、1人旅立ったトリップ。

しかしその後、ベティーはトリップの子供を妊娠している事が分かり、一向に連絡が取れないトリップに自分は捨てられたと勘違いした。16歳の少女、妊娠に1人でどうする事も出来ず、唯一自分を心配してくれる叔母が付き添ってくれた産婦人科で中絶手術を受ける(後に中絶ではなく流産だった事を知るが、その当時はベティーは男に捨てられ、中絶して人生のどん底だった)。

辛いトリップとの思い出を和らげるのに、見知らぬ男と一夜だけ体を重ねたりと遊びまくっていたベティーだが、数年後トリップの従兄弟のジェイスと親しくなる。最初は軽い気持ちだったが、ベティーを愛してくれるジェイスに、徐々にベティーもトリップへの辛い気持ちが癒され、ジェイスを大切に思うようになっていった。

しかし、ある日、トリップがローズマリービーチに帰ってきた。

忘れたはずの彼の思いに動揺するベティー。従兄弟同士のトリップとジェイスは頻繁に遊んでおり、ビーチパティーが開かれたその日も皆で集まっていた。トリップが近くにいる現実に同様したベティーは酒に酔った状態で海に入り溺れてしまう。溺れたベティーを助けようとしたジェイスは、潮に流されそのまま帰らむ人となってしまった。

Rosemary Beach Imageちょっと前置き長すぎたけど(汗)この本は、ジェイスが死んで1年半後からのストーリー。その間トリップは、ベティーを毎日彼女が仕事に行く後を付け、帰宅後彼女の部屋の電気が消えるまで、アパートの外からそっと彼女を見つめ・・・えぇストーカー君です。しかもなんと! 1年半の間ずっと(ひえぇぇ~)。

ベティーは、自分の浅はかな行動でジェイスが死んでしまった事で、もう強烈な後悔やら心痛やらで、完全に屍状態。

そんなベティーを心配して、少しでも彼女を癒したいと思うトリップ。

ストーカー君、ベティーにべた惚れで、一件弱っちくも見えますが、女ならぜったい振り向くイケメンらしい。しかも、ハーレーが愛車のセクシータトゥーとエロトーク胸熱なアルファ男。

そんなストーカー件アルファ君が、1人の女の為にここまで忍耐強くなれるのかと、Abbi Glinesはこの本の中で延々語り尽くしてる訳ですよ。普段なかなかヒーローの健気さにホロっと来ることって無いのだが、この本では、トリップの一途さに、ポロっと涙が出てきた。

いやぁ~たまらん。

“You need to know that what we had was forever. Bethy, it was forever with me when I was eighteen years old. You were all I could see then, and you’re all I can see now.”

このシリーズ次も行きま~す!!

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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