総合評価3: Wild Man: Dream Man #2

2016年11月9日

Wild Man: Dream Man #2ケーキ職人のテス(Tessa O’Hara)は、自ら経営するケーキ屋に客としてやって来た魅力的な男性ジェイク(Jake Knox)から「飲みに行かないか」と誘われる。それを気に2人の中は急激に親しくなっていく。しかし、3ヶ月間が過ぎたある日、ジェイクの本当の名前、テスの過去に関係する彼の真実が明るみになり、ジェイクと別れる事になった彼女は傷心の中にいた。

著:Kristen Ashley

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Dream Mansシリーズ2部目、「恋の予感に身を焦がして」の続編です。

今回のヒーローは、ブロック(Brock “Slim” Lucas)。ブロックって誰? って所ですが(私もその1人だった)、ブロック(通称: スリム)は、1部のヒロイン、グエンが妹の友人ダーラ(Darla)に誘拐された時、ダーラの男を装いオトリ捜査をしていた麻薬捜査官。あの時ちょろって登場した彼です。ヒーローのホークとはにらみ合いの喧嘩寸前にまでなった彼(ちなみにこの本でなんとなく〜だが、ブロックとホークは和解します)。

で、ヒロインのテスは今回初登場のキャラ。

ブロックは、闇社会で薬物ディーラーとして名をはせていたテスの元旦那を逮捕したのを受けて、テスと元旦那の関係性を探るために、ジェイクと名前を偽りテスに近づいた。当初は前回のダーラの時同様、おとり捜査に徹するつもりが、仕事をである事を忘れる程に、テスの魅力にハマってしまうブロック。

自分の名前をジェイクと偽りながらも、テスの関係を楽しんでいたブロックは、ついに体を重ねたその日、辛い気持ちが芽生える。しかし、警察がテスの事情聴取と自宅の家宅捜索に乗り出した事で、ジェイクが偽りの名前で本当は麻薬捜査官だった事がテスにバレて、関係はあっけなく終わってしまう。

その後しばらくして、テスの元旦那の事件が集結を迎え、ブロックはもう一度テスを取り戻すべく彼女の元を訪れる。

で、まぁ2人の関係が始まっていくんだな。

今回のヒーローは45歳。ヒロインは43歳と、かなり大人な関係。だから前回みたいなチャラさはなく、地に足着いた感じがかなりよろしい。

もちろん、ヒーローのガラの悪さ、アルファっぷりはお約束だけど、少し丸みがあって良いし、ヒロインも過去にろいろあったから、勘違いや嫉妬に狂ったりせず、物事を客観的に見る力と包容力があり、2人のロマンスに関しては安定感があって安心して読むことが出来る。

でもそれじゃぁ、ストーリーが進まないのが小説ってなもんで、今回のロマンスは、ヒーロー側、ヒロイン側両方から、2人のロマンスを邪魔するプロットが盛りだくさん。

ブロックは、バツイチで2人の息子がいるのだが、元嫁がまぁ〜これまたビッチ。元嫁はブロックに彼女が出来た事を知ると、ヒステリーを爆発させる。別にブロックとヨリを戻したいワケでは無いが、常に自分が一番でないと気が済まない模様。2人の息子にもパワハラや育児放棄もひどくなり、ついにブロックは養育権を奪還するべく、裁判に乗り出す。

一方テスの元旦那は、テスに暴力を振るったり、レイプした過去があり、離婚後もテスにまだ執着している。

ってね、私はもっとドロドロを期待してたのよぉ〜。ヒーローのビッチ元妻、ヒロインの執着元旦那。なんかドロドロ臭満載感あるでしょ。ところが、ちょっと拍子抜け。以外にあっさり。

まぁ、このドロドロ感って塩梅が難しいよね。

作家の性格に疑問さえ湧く程に、強烈な冷血ドロドロキャラが登場する場合があるでしょ、ストーリーとしては面白いけど、同時に読んでて虚しさを覚えるの事実。

だから、冷血ドロドロキャラだけど、「人間そんなに捨てたもんじゃないよ」と思わせるある程度のあっさり感も必要なのかな。

う〜ん難しい。

いろいろ障害はあるが、ビッチ元嫁とは正反対の癒やしを与えてくれるテスにメロメロのブロックや、暴力元旦那から守り安らぎを与えてくれるブロックのアルファっぷりとか、2人がお互いにハマる原因作りには、あっさりなドロドロキャラでも事足りてるかも。

ブロックの2人の息子も可愛いし、それを受け入るテスも女上げてる。

しかしねぇ〜前回の1部もそうだったけど、今回も登場人物盛り沢山。

前回は、シリーズを続けるために最初のストーリーに沢山登場させてるのかなと思ったが、実はそうではなくて、この作家の特徴っぽい。Kindleで読んでるので、X-Ray機能があるからいいけど、これなかったら「おめー誰だ」を連発したよ。

そして、次のシリーズは、1部にも登場し、ヒロインのグエンに思いを寄せていた、ミッチ(Mitch)。彼もついに自分だけのヒロインを見つけたようです。


日本語版Dream Manシリーズ: 恋の予感に身を焦がして / 訳:高里 ひろ

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