総合評価2: Motorcycle Man: Dream Man #4

2016年12月5日

Motorcycle Man: Dream Man #4タイラ(Tyra Masters)は、前職の辛い経験から心機一転、カスタムカーを取り扱うショップの事務職に採用となった。ショップで開かれたパティーで、オーナー兼バイカーMCのリーダー、タック(Kane “Tack” Allen)に出会い恋に堕ちる。タイラとタックその夜体を重ねるが、次の日の朝、タックの態度は冷たいものだった。その後ショップでの業務初日、タックに再会するが、タックの傲慢な態度に困惑するタイラ、このままここで仕事を続けられるのか…。

著:Kristen Ashley

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Dream Mansシリーズ4部目、「恋の予感に身を焦がして」の続編です。このDream Mansシリーズはこれが最終部。

そうねぇ…どうなん。なんて言うのかねぇ…。
ストーリーの初めは、まぁ〜タック傲慢なのよ。このシリーズを通して、ドリームメン達は少なからず、傲慢アルファ男子なのだが、タックはそれに輪をかけて、言葉足らずで、誤解を招きやすいというか、思いやりのない発言に「そりゃ〜ないよタック」とブツブツ言いながら読んでた。

初めてタックに出会ったヒロインのタイラは、速攻一目惚れ。でもタックはタイラをいつものヤルだけ女位にしか事を思ってなかった。だから先日ヤッた女が新しい従業員だと知って、彼女をクビにもする勢いww(実際は、タイラが拒否り働くことに)。

一方タイラは、「彼こそが私のドリームメン!」とか思ってたから、タックの冷たい態度に怒りやらそんな男と簡単に寝た自分が情けないやら。

この展開は好みの問題だと思うけど、Wet Rush的には、タックの傲慢な態度にワダカマリを感じながらも、前作からの流れで「タックはこんな冷たい男じゃない」と自分を言い聞かせながら読み進めてた。

1〜3部まで読んで、少ならからずタックがどんな奴か知ってるというのを前提に書かれてるからさ、彼の心無い発言も大目に見れるのかも。

出会ってすぐに恋に落ちて〜というよりは、お互いの良さをジワジワ実感して、より好きになっていくストーリー。

でも、その後すぐにタックはタイラの魅力に気付き、気付いた途端に「俺の女」扱いww。

ロマンスに関しては、前半のくっ付く・くっ付かないのスッタモンダがあり面白かった。

で、後半、2人がある程度くっ付いたら、今度はタックの周りでいろいろ事件が起きるのだが、ここはちょっと微妙…。

タックはバイカーMCのリーダーで、このシリーズではワルなイケメン役。でも実際は、全然ワルじゃないのよ。実はタックバツ1で、18歳と16歳の2人の子供がいる。元嫁は2部と同じく限りなくビッチ。だから元嫁に変わり子育ちゃんとしたりして。

その昔は、MCも薬の運び屋とか悪に手を染めていたが、タックがリーダーになってからは悪から足を洗い、車のカスタマイズ一本でカタギを通してる。しかし、ビッチ元嫁も絡んで、ヤクザ社会から足を洗う過程で発生したロシアマフィアとのいざこざが勃発。と言っても、このロシアマフィア絡みのトラブルは2部から続いてて、この本でやっと解決を迎える。

でもこのヤクザVSカタギ抗争はもっと激しくてもよかったかな。Wet Rush的にはもっとドンパチ男臭くてもいい。

ってね、「あなたはどっち派?」っていうのを突きつけられてるようにも思うんだけど…。

現実的な恋愛を考えたら、ヤクザから足を洗い全うに生きるタックとバイカーMCは素敵で、薬の運び屋、マフィヤ、ドンパチ、抗争などヤクザ男はゴメンだけど、所詮フィクション小説。そこまで現実社会のモラルを追求しなくてもいいんじゃないかと。極悪非道なバイカーMCリーダーのロマンス、超非現実的な世界でも面白いんじゃないかな。

小説の世界でも健全な社会のモラルを守るヒーローを好む派?
小説の世界だからこそ、モラルなんて糞食らえな非現実的なヒーローを求める派?

まぁこれは完全に好みの問題ね。悪だろうがなかろうが、キャラクターが生きてたらそれでいいのかな。でも、私は、タック本来の魅力が中途半端になってるようにも感じたよ。

さて、このドリームメンシリーズもこれで終わり。

Wet Rushが1番好きなのは、3部のミッチ編です(1番エロくないけど: 汗)。

シリーズを通して、それぞれ皆、30・40代の大人のヒーローとヒロイン。バツ1で子供がいたりとロマンス以外にも、相手の子供とどう関係を築くかとかなど、家族をテーマにしていて、同世代のWet Rushは共感できる所も多かった。後、ドラックにハマって人生をダメにする家族がいたりと、アメリカ社会の問題なんかも浮き彫りにしてる。全体的に、非現実社会の非現実ヒーローとヒロインのロマンスというよりは、超現実的で、実際に存在するような登場人物とアメリカの一般社会の問題で描かれたロマンスだった。

 


日本語版Dream Manシリーズ: 恋の予感に身を焦がして / 訳:高里 ひろ

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