総合評価3星:Dirty Red: Love Me with Lies #2

2014年7月14日

Dirty Red: Love Me with Lies #2レス(Leah Smith)は、愛する彼氏カレブ(Caleb Drake)を奪おうとするオリバ(Olivia) が憎くて仕方がなかった。カレブを取り戻すためなら手段を選ばず、強引にオリバからカレブを奪い返す。オリバを追い込み、フロリダから追放し、カレブと結婚したレス。さらに2人の関係を強力なものにするためには子供が必要だった。

著: Tarryn Fisher

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Love Me with Liesシリーズの2部。1部はオリバのPOVで話が進むの対し、この2部は、なんとレスのPOVで話が進みます。この本の読み始め、Wet Rushは「ビッチの言い分」なんか読んでどうする? とちょっと困惑しましたが、「ビッチの言い分」を通して、よりカレブとオリバの思いが読者の心に浸透する、なんともニクイ本に仕上がっています。

そして、「ビッチは1日にしてならず」というのも本当で、レスの人間性を形成するのは、幼いころからいろいろな原因があり、彼女はビッチに成長していった訳で、読者はレスに哀れさを感じたりもします。しかし読者の思いをレス応援団にさせない微妙なラインでストーリーを書き上げてるTarryn Fisher、新人作家とは思えぬ技ありの構成に仕上がっています。

オリバを追放したレスは、カレブと強引に結婚します。その後数年が過ぎ、再びオリバに連絡を取るカレブ。そんなカレブの変化を敏感に感じたレスは、今度はカレブの子を産み、カレブを繋ぎとめます。

このレビューだけを読んだら、何故カレブはオリバと一緒にならず、愛していないレスと結婚したのか、セックスして子供を作ったのか不思議に思うと思います。そこがこのシリーズの「ミソ」ってWet Rushは思うんですよね。このストーリーに登場する人物は、完全に善と悪に分かれていません。カレブもオリバも欠点や弱さがあります。オリバの事を心から愛しているカレブですが、いろいろな要因が重なり、2人は一緒になれませんでした。いつでも心の中にオリバが存在していますが、そこにオリバが居なければ、辛い思いを和らげてくれる別の女性の存在が彼の癒しになります。同じくオリバもカレブと一緒になることが出来ないならば、どうやって人生を生きて行くのか、別の方法を模索します。

いくら結婚して子供が出来たとはいえ、カレブとレスの夫婦関係は冷め切っていました。カレブを繋ぎとめるだけに子供を産んだレスは、子供に愛情を感じることが出来ず育児放棄します。そんなレスを目の当たりにしたカレブは、夫婦関係に限界を感じ、離婚を決意します。

しかしその時すでにオリバは別の男性と結婚していました。

大学時代の交際から10年が経つ2人、お互いを思う気持ちは変わらずとも、どうしても歯車がかみ合わないカレブとレス。

そして3部はカレブのPOVとなります。カレブはオリバを取り戻すことが出来るのか・・・。

ファン作成のBook Trailer: ストーリーの世界観がよく表れています。

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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