アレイナ(Alayna Wither)とハドソン(Hudson Pierce)は激しく体を求め合いながら、お互いの気持ちを確かめあっていった。一緒にハドソンの家で生活を始めた2人。しかし、過去に男性に依存し罪を犯しているアレイナは、ハドソンを思えば思う程、欲求と自制に苦しむこととなる。また男性依存の側面として、ハドソンを心から信用できない自分にも戸惑いと嫌悪感を抱いていた。
著: Laurelin Paige
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仕事の忙しさにかまけ、すっかり更新が遅れてしまった・・・とは言っても、このサイトの更新はサボっても、読書の時間は削ってないので、仕事が忙しいのは言い訳だな。でも、本を読み終わってから、あまり時間を開けてしまうと、読み終わった後の興奮や思いが薄れてしまうので、やっぱり読み終わったら、そのままの勢いでレビューを書いた方がよさそう。
その巧みな口先で過去に多くの女性をもて遊んできたハドゾン、アレイナへは真摯に接しますが、男性依存により彼を信用しきれないアレイナは、彼の本当の気持ちに疑いを持つ時があっても、過去の過ちから足を洗い心を強く保とうと努めます。彼女の深層心理を詳細に書き上げているこの本は、読者がアレイナを励ましてあげたくなります。しかし当のハドソンは、そんなアレイナが、時に心のバランスを崩し、ハドソンをストーキングしたり、焼きもちをやいたりして弱さを露呈させるのがうれしいよう。必ずと言っていいほど、アレイナが弱くなるとそのままエロに流れ込むハドソンにとっての、萌ポイント。さらに普段でもヤリまくりなので、エロ倍層&炸裂です。
そもそも、ハドソンがアレイナに彼女のふりをしてほしいと頼んだのは、家族ぐるみで付き合いがある女性、セリア(Celia)とハドソンを結婚させようとハドソン、セリア両家族が画策している事に反発して、アレイナに彼女のふりを依頼しました。彼女のふりが、何時しか本当の彼女になったのだけれど、そこの事は一層アレイナの不安に拍車をかけます。
そして、セリアとアレイナは友達になるのですが・・・実はそこには落とし穴が。
この本は、アレイナの心理や行動に納得がいかなかったり、彼女より先に事の行く末を理解してしまう、読者の理解力をアレイナより先に進めてしてしまうストーリーです。だから余計、読者はアレイナを励ましてあげたり、なだめてあげたり、時には忠告してあげたくなります。そしてそこがかなりWet Rushには新鮮でした。憎いぞ、Laurelin Paige。
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