総合評価4星:The Opportunist: Love Me with Lies #1

2014年7月13日

The Opportunist: Love Me with Lies #1オリバ(Olivia Kaspen)大学時代に付き合ってたカレブ(Caleb Drake)に再開する。しかしカレブは、交通事故の後遺症により過去の記憶を失っていた。5年の歳月が過ぎた今もカレブを思っているオリバは、辛いお互いの過去をカレブに告げず、初めて知り合うふりをした。カレブにはレス(Leah)という彼女がおり、レスはカレブをうばったオリバを憎み、カレブを取り戻すために、オリバを追い込んでいった。

著: Tarryn Fisher

Amazon Japan | Amazon U.S.

このストーリー、ジャンルでいうなら、エロはほとんどないロマンスですが、面白い!! とにかく面白い!!

オリバとカレブは大学時代に恋に落ちますが、若さや誤解などが重なり、2人の恋愛は実ることがありませんでした。その後5年という歳月が過ぎ再会する2人。お互い大学時代と変わらぬ思いのまま新たに関係を深めようとしますが、それを邪魔するレス。このレスのビッチっぷりは半端ないです。レスは、カレブを取り戻すために、あらゆる手段を使います。オリバとカレブ、単純に一緒になりたい、ただただそれだけを願う2人ですが、すれ違いに、すれ違いを重ね、さらに妨害や嫌がらせ。2人が思いをとげることが出来ません。

過去の大学時代の2人と5年後に再開した現在を巧みに織り交ぜながら、複雑に絡まった2人の歴史を紐解くようにストーリーが進み、そこに現れるレスというトラップ。ローラーコースターのような激しさや、胸が締め付けられる虚しさなど、とにかくストーリーにスピード感があります。ロマンスでこんなにスピード感を感じる本はなかなかないですよね。

もう一つWet Rushが好きな所が、ロマンスと言っても現代の若者のスリーリーです。オリバとカレブ、聖人君子とはほど遠く、お互いが分かれいる間は別の彼女、彼氏を作ります。ワンナイトスタンドもします。でもそうやって別の人と関わりも持つ事により、オリバにとってのカレブの存在、カレブにとってのオリバへの思いが、自然と浮彫になり、時が経てば経つほどに、愛する気持ちが強くなる。この本を面白くしている大きな要因は、オリバとカレブを取り巻く登場人物やキャラ設定、作者Tarryn Fisherのストーリー構成にあるとおると思います。

Tarryn Fisher、このストーリーを、Amazonのセルフパブリシングで、発売させた模様。無名作家のデビュー作が、大成功を収めたという所でしょうか。

“Caleb was like a hurricane that swept through my life, stirring up things inside of me that I never knew existed. He is a longing I will never cure”.

“I will love again, Olivia, you will hurt forever. What you’ve done is…you are worthless because you make yourself that way. You will remember me every day for the rest of your life because I was the one and you threw me away”.

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

2 Comments

  • とろぷり 2014年7月13日 at 11:29 PM

    レビュー楽しく読んでます♪
    洋書読みはできないのですが、いつか翻訳されることを願って読んだ気になってます…(笑)
    フォローもさせて下さいね。

    • Wet Rush 2014年7月14日 at 1:40 PM

      とろぷりさん
      始めまして。コメント本当にありがとうございます。「楽しく読んでる」なんていって頂けると、天にも昇る勢いで嬉しいです!! ホント、とろぷりさんの仰る通り、面白い本が沢山あるのに・・・日本版で出版されるのに限りがあるのが残念です。大手出版社と契約している有名作家の本もいいですが、勢いある新人作家もどんどん世に出て行って欲しいと思う所。新人作家の本がベストセラーになったからと言って、それが日本語版の発売に繋がるとは限らない、出版業界の謎なのかもしれません。

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