普段は人間に姿を変え生活している、狼たち。父と兄を無くしたマティは、狼の群れを率いるために、オスの狼の伴侶を見つければならなかった。そんな中、体だけを熱く重ねる亡き兄の友人、アンソニー・リッチ。アンソニーは自分の伴侶としてふさわしいのか、悩むマティだった。
著: Alison Paige (訳 杉本 ユミ)
Black Dagger Brotherhoodシリーズ読書中からの気晴らし第5弾。
読書メーターやTwitterでお世話になっているロマファンの方からの紹介いただいて、読んでみた本。
正直、ハーレクインデジタルの、この手の短編モノは、本当にハズレばかりなのだが、たまに、「おぉぉ~!!」というのもあるのも事実。Kindleで200円とか300円の本なので、内容に文句言うな! と言われてしまえばそれまでだが、こうやって、「あたり」があると、それでも嬉しくなる。
エロと、ロマンス、野生の縄張り、群れとリーダー、男女平等など、短編(短編と中編の間くらいのページ数)の割には、ギュっと内容が詰まって面白かった。それに、狼としての動物特有の可愛らしさなんかもあり、なかなかよろし。
「狼ロミオとジュリエット」とサブタイトルついてるけど、私は、「トワイライト」が被ってしかたがなかった。ジェイコブ率いるワーウルフ達が、エロく恋愛したらこんか感じかな、と想像してみたり。
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