総合評価4星:Abigail’s Choice

2014年3月11日

Abigail's Choiceアビゲイル(Abigail Ross)は、仕事で功績を上げたことで昇格し、本社のロンドンで、セクシーでイケメンのボスで社長のジェームス(James Harrison)と仕事をすることとなった。ジェームスは、過去に恋愛をしたことがない極端なコントロールフリーク。アビゲイルとの新たな雇用契約でも、読むのがうんざりするほど詳細で緻密な契約書を提示してきた。一方アビゲイルは、仕事では隅々まで目をくばり、完璧に仕事をこなすものの、自分のこととなると、途端に無頓着。雇用契約者に目を通さずにサインしてう。しかし、その契約書には、ある一文が削除されていた。

著:L.J. Dee

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一見あらすじを読むと、ダークでヘビーなBDSMストーリーにも思えますが、実際は、笑いありのスタイリッシュなストーリ。そしてなんともエロい。L.J. Deeの文章がとてもいいので、エロシーンも余計にエロく感じます。BDSM感も、行きすぎず、深すぎず、ほどよく自分好み。基本的にエロチカロマンスって、似たようなストーリーが多いので、作者の表現力が本の良しあしに大きく影響すると思います。L.J. Deeは、Sylvia Day並みにいいです。

登場人物のキャラクターも文句なし。一見完璧そうに見えて、オッチョコチョイなアビゲイル、ろくに目を通さずに雇用契約書にサインしてしまいます。元カレにも別れた時に借金を背負されていたなど、ちょっとトホホな所が余計共感を生みます。そして、完璧で緻密なジェームス、アビゲイルに恋をしたことで、雇用契約書から社内恋愛に関する一文を削除してしまうのですが、アビゲイルがそれに気が付いた時は、すでに彼女もジェームスに恋をしていました。また、ジェームスの共同経営者で、カレの親友のアレキサンダー(Alexander)。ジェームスと同じアルファ男。しかしジェームスと違ったキャラで、同じくアビゲイルに恋をします。三角関係に発展しそうにもなりますが、アビゲイルとジェームスの思いはぶれることもなく、2人は愛を育みます。この三角関係のシーンもドロドロなうんざり系のストーリーではなく、スッキリまとまった感じが私の好みです。

唯一、この本に欲しかったのは、エロ以外のシーン。エロシーンにかなりのページを割いているので、他のディテールに少し物足りなさを感じます。1冊ではなく、2~3冊くらいのシリーズになるストーリーですね。

また一人、お気に入りの作家が増えました。

胸熱度
濡れ度
泣き度
総合評価

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