史上最悪の一目惚れ Breathless (2-2)

ベサニーは、熱い思いをジェイスに感じいながらも、自分の生い立ちや、ジェイスに出会うまでの置かれていた状況などから、「自分は彼にふさわしくない」という思うに駆られていた。またジェイスはそんな彼女の間違った考えを変えたいと願っていた。2人は、体では、お互いBDSMで熱く関係を深めていたが、それだけでなく、心でも熱く・深く関係を深めていこうとする。
著:マヤ・バンクス(訳 河井直子)
- 胸熱度 20%
- 濡れ度 30%
- 泣き度 10%
- 総合評価 20%
Breathlessシリーズ2部にあたる後編。このBreathlessシリーズ、前編は1部も2部も、熱く、激しくエロく、読み応えあるが、後編一気にトーンダウンする、なんともトホホなストーリー展開だな。1部も2部も同じく、前編で体の関係を深め、後編で心の関係を深めるというパターンは同じ。1部では、後編ヒーローゲイブのキャラにがっかりしたのに反して、2部でヒーローにがっかりすることはなかった。
が、しかし! マヤ・バンクス、設定が甘いよ・・・。
ベサニーとジェイス、初めて体を重ねた夜は、ジェイスの親友アッシュも加わった3Pだったのですが、その事が原因で、以後、ベサニーとアッシュは、関係がギクシャクする。当初はベサニーを誤解していたアッシュだが、ベサニーとジェイスが本当に愛し合ってる事を知り、ベサニーに、過去の事は水に流し、「ジェイスが大切に思う女性は、自分にとっても大切な友人」だと2人の関係を修復させる。そんなベサニーとアッシュを目撃してしまった。ジェイス、状況をよく理解しないまま、嫉妬をあらわにするのですが・・・。
ベサニーは、「あなたは、私の事を信用してくれていない」とジェイスの態度に強烈に悲しむ。ジェイスは、2人の関係が危うくなるのではと、心痛めてしまうほど。
いやぁ・・・(汗)、ベサニーそこまで落ち込む必要ある? 「自分は彼にふさわしくない」と自分を蔑んすんでいながら、彼の嫉妬に「私は信用されていない」と悲しむベサニーの心理に少し困惑したWet Rush。まぁ確かに、本の前半、ベサニーは、自分に自信がなく、不安を抱えていたが、後半、ジェイスの思いを受けれていくと、彼女自身、強くなっていく。しかし、どうもいきなり対局すぎて、違和感あり。
ベサニーには、幼いころから自分を支えてくれた、ジャックという兄(血縁関係はない)がいるのだが、ジャックが、ベサニーにトラブルを起こす。このドラマも、解決の展開が早くて、物足りない。ドラマの展開が早いのは、これに限ったことではなく、Breathlessシリーズ全体を通して思っていたことなのだが、エロにページを割かざるおえない分、ドラマのページが減るという現象が起きてるのかな。
そして・・・なんと、3部のアッシュのストーリー、まだ日本語版、発売されてないことをよく確認せず「うそぉ~~3部日本語まだななの・・・(涙)」とガックリ。
前回同様、またWet Rush、やってしまいました。あれほど、「新しく本を読み始める前に、その本が全シリーズ発売されているのか、きちんと確認してから、読み始める」という決まりを、さっそく無視した。う~~ん、でも、でも・・・ここまできたらアッシュのストーリーも読んでしまいたい・・・と、衝動が抑えきれず、3部は英語版を読み始めてしまった。なんか、ズルしてるような気持ちにさせられる・・・。
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