Burn: Breathless (3)

2014年8月19日 | BDSM, 洋書, 濡れ本, 総合評価 3 | コメント1件

史上最悪のBurn Breathless #3

アーティストのジョシ―(Josie Carlysle)は、公園で見かけた魅力的な男性に目が留まり、思わず彼をスケッチしていた。一方その男性アッシュ(Ash McIntyre)も、息が止まる程の美しい女性が夢中で絵を描いている様子に目が釘付けとなり、彼女と親しくなりたいという欲求に駆られていた。そして2人は目にも止まらなぬ速さで結ばれていく。

  • 胸熱度 30% 30%
  • 濡れ度 80% 80%
  • 泣き度 10% 10%
  • 総合評価 40% 40%

Breathlessシリーズ3部。日本語版がまだ出版されていない事を知り、待ちきれずこの本だけ英語版を読んでしまった。もちろん1部~3部を通して、言語が違えど、登場人物の設定に変わりはないが、英語の方がシックリくる感じがするなぁ・・・。特に、登場人物の会話、英語を日本語に訳すとどうしても、クドクなったり、言い回しが日本語からしたら不自然に感じる事がある。言いたい事は理解できるので、不自然を感じても突っ込まずに先に読書を進めるのだが、今回同じ作家のシリーズ物の1冊だけ、原作のまま読んで、登場人物の会話が「そうそう! こういう喋り方するのが自然だよね(特にヒーロー3人、ゲイブ、ジェイス、アッシュ)」と、妙な納得感を勝手に得たりもしてみたり。

さて、本題のレビューに入ります(辛口失礼)。

さすがに、3回も続くと飽きるよ!
結局、1部~3部を通して、ヒーローとヒロインは違えど、やってる事はみんな一緒。出会って、BDSMして、いろいろあって、婚約する。このセオリーが、3回目のこの本に飽きを感じずにはいられなかった。また、シリーズ全体を通して感じていた事なのだが、ストーリーの構成バランスが悪い。特にこの本はそれが顕著で、エロにページを割きすぎて、且つ、1部と2部のカップルのその後もストーリーの中に交えると、全体的にページ数が足りないのか、アッシュとジョシ―の恋話は、超特急で話が進みます。

どのくらい早いかというと、2人が出会ってから2回目が初デートで、3回目に会った時は、ジェシーはアッシュの家に引っ越し同棲を始め、2週間後には、”I love you”。で、その数週間後には婚約しています(早やぁ)。

もちろん、その都度、ドラマを盛り込んで、2人の展開の速さを不自然に感じさせないようなストーリーにはなっているのですが、そんなドラマも、サマリー並みの字数の少なさで、読者を困惑させる。また、実際2人が、出会って、婚約するまでの実質的な時間は短くても、ストーリーの内容が充実していれば、「恋に時間は必要ない」でOKと思うが、この本に関して言えば、エロはどっぷり濃密だが、他はあっさり希薄といった感じ。

また、1、2部と同じく、ストーリーの後半、アッシュがジェシーをひどく悲しめるのだが(ヒーロー3人、後半必ずヒロインを悲しませる所まで同じ)、これはWet Rush的には、BIG NO NO!!  個人的に、ジェシーの置かれている状況が自分とかぶるので、「これやったらダメでしょう」と、 かなり腹たった。

さらに、1部のゲイブの「詰めの甘さ」がこの本にも飛び火して、ジョシ―に被害が及ぶ(ゲイブ、ほら見たことか!)。でもね・・・作者のマヤ・バンクスのずるさなのか、アッシュがジェシーを悲しめた出来事を緩和するために、ジェシーはゲイブも絡む別の事件で被害を受けるように、ストーリーを作り上げた感がするんだよね。アッシュがジェシーを悲しめたすぐ後に、ゲイブが絡む事件が発生し、最初の出来事をうやむやにするように仕向けた感じで、イライラ倍増といった感じです。

このシリーズ、セールスコピーを読むと、「全米で大人気! ニューヨークタイムスベストセラー!」とか、仰々しく歌っているが、本当にそんなに売れたのかね?  正直な所、読まなくてもよかったのかな・・・というのが率直な感想。

日本語版Breathless / 訳:河井 直子(Amazon Japan)

コメント1件

  1. その後、翻訳版のタイトルが、「史上最悪の優しい嘘」になるらしいです。発売は現在未定。

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