Dirty Filthy Rich Love: Dirty Duet (2)

2017年12月26日 | BDSM, 洋書, 濡れ本, 総合評価 4, 胸熱本 | コメント0件

Dirty Filthy Rich Love: Dirty Duet #2

ドノヴァン(Donovan Kincaid)の秘密を知ってしまったサブリナ(Sabrina Lind)、常識から考えるとドノヴァンを受け入れる事は難しい…。しかし、サブリナの中にある感情は違った。彼の秘密を知ったからこそ感じる安心感。この説明のつかない感情を確かめるには、ドノヴァンを追い求めるより方法はない。2人の関係はより深いものになっていく。

  • 胸熱度 100% 100%
  • 濡れ度 80% 80%
  • 泣き度 60% 60%
  • 総合評価 70% 70%

クリスマスも終わり今年も残す所あと僅か。これが今年最後のレビューになるかな…と思いつつ。皆さん良いお年をお過ごしください。

Dirty Duetシリーズ2部目でございます。

前回のレビューでこの本はヒーロー目線で描かれていると言いましたが、申し訳ない。今回もヒロイン目線でした。ヒーロー目線は最後にちょろっと出てくるのみです。

で、今回は、ヒーロー ドノヴァンもとい、「ツンろく様野郎(この意味は1部をご覧くださいな)」は実はスケールが半端なかった: 汗。

これもBDSMなのかねぇ…。

ご主人様、ムチ打ち手錠とエロに特化したBDSMとは違い、BDSMの基礎、支配と服従がエロの域を完全に超えてたのよ。

10年前に大学生だった時に知り合った2人、その後10年の歳月が過ぎて、再会から関係が深まっていく2人だが、実はドノヴァン、サブリナと離れていた10年の間、ずっと彼女を監視して、個人情報をすべて把握し、金銭面や、いい仕事に付けるよう裏で手を回してたりと、とにかくずっと彼女の人生そのものを支配してた。

「ツンろく様野郎」は最強のコントロールフリークだったんだな。

もともと家が金持ちのドノヴァンは金と人脈に物言わせ、サブリナの人生をコントロールしていた。

で、それを知ったサブリナは…そんなドノヴァンをすべて許す。

どうよこれ。

ローレリン・ペイジ心理描写書くの上手いから、話に穴もないし、読んでて納得出来るのよ。

ドノヴァンが与えてくれた幸せや、守ってくれた名誉、恵まれいた環境、そこから生まれる安心感。

分かるよ。うん、頭では。

でもねぇ…。

納得出来るけど、Wet Rush的には、ドノヴァンのコントロールフリークっぷりはちょっとToo Much。

サブリナ自身が努力し頑張って切り開いてきた自分の人生は、実はドノヴァンから与えられているものだった訳ね、私だったら、プライドずたずたで立ち直んは。

と、「駄目じゃんこの本」と言いたい所だけど、ドノヴァンのコントロールフリークっぷりが明らかになるからこそ彼の心の弱さも明るみになる。ドノヴァン自身、心に闇や不安、自信の無さを抱えてるから、誰かをコントロールする欲求にかられ、支配する事で生まれる存在意義を追い求めるのね。

ここでヒーローにおける萌の方程式が登場。

超俺様野郎が、ヒロインの前だけに見せる弱さや不安。刹那い言葉の数々。ギャップよギャップ。

あんな刹那い言葉を雨アラレのごとくぶち撒けられたら、乙女は許せんもんも許すはな(爆: Too Muchと言っておきながらコロっと態度変えてるやん私)。

He did reach the very center of me, I realized. Not just with sex, not just with his cock, but with everything he did. He was the only man I knew, the only man I’d ever met who could reach so far into me that he could see my darkest secrets and understand my most intimate self.

「ツンろく様野郎」が見せるギャップは完全に反則やろと。

I’ve thought of so many ways I want to fuck you.” He whispered in my ear. “So many ways I want to make you come. Every way I can imagine. That’s how many ways I’m going to make you come. Every way I can imagine.

と、ドノヴァンのコントロールフリークぶりに、読んでて胸がモヤモヤしたけど、結局まんまとローレリン・ペイジの手腕にハマってしまった。

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