ロンドン・ロードで誓った愛は: On Dublin Street (2)

2014年2月12日 | 泣き本, 洋書, 総合評価 5, 胸熱本 | コメント0件

Down London Road: On Dublin Street #2

今までずっと金で男を選んでいたジョアンナ(Johanna Walke)通称ジョー、周りはそんな彼女を”Gold Digger”(注1)というけれど、ジョアンナは気にしない。この世でただ1人、彼女が心から愛する弟、コール(Cole)を幸せにするためなら、何でもする。私の恋愛なんてどうでもいい。そう思っていたジョアンナは、金持ちの彼氏と一緒に訪れた彼の女友達の個展で、女友達の彼氏キャメロン(Cameron MacCabe)に出会う。そして、キャメロンの存在がジョアンナのすべてを変えていった。

  • 胸熱度 90% 90%
  • 濡れ度 60% 60%
  • 泣き度 90% 90%
  • 総合評価 80% 80%

まず、最初に言わせて!! On Dublin Streetシリーズの中で、この本が一番好きだ!!!

私もねぇ、最初は思いましたよ、「えぇ~ジョーのストーリー・・・彼女Gold Diggerじゃん」と。で、期待ゼロで読み始めたら、止まらない、止まらない。そして終盤は、涙・涙の号泣です。こんなにエロティカロマンスで号泣したのは、The Dark Duetシリーズ以来。1部のジョスリンとブレイデンのストーリーより好きかも。

ジョーは、確かに男を選ぶ基準は金だった。でもそれにはそれなりの訳があって、ジョーとショーの母、弟は父親の虐待から逃げだし、身を隠して3人で生活していた。しかし母はアル中になってしまい、依頼、母と弟の面倒をずっと見てきたジョー。母が働けなくなってからは、高校を中退し働きに出るが、彼女の稼げるお金は微々たるもの。仕事をいくつかけもちしても、生活は貧しい。そんな生活を支えるのに金持ちの男が必要だった。すべては弟コールのために。弟には大学を出て普通に育って欲しい、辛すぎる彼女の人生のよりどころが弟に対する思いだったのかもしれない。そして、そんな姉を心配し、自分のことではなく、姉には幸せになって欲しいと思う弟。コールの健気さにも心打たれる。

そして、ジョーはキャメロンに出会ってしまう。

キャメロンは、金持ちじゃない。リストラされたグラフィックデザイナー。またグラフィックデザイナーの仕事に戻るまで当面の生活費が必要なキャメロンは、ジョーとジェスリンの働くバーで仕事を始める。そして家賃の安いアパートをジェスリンに紹介してもらい、引っ越したのは、ジョーのアパートの下の階。

最初は、コールをジョーの別の彼氏と勘違いし、「二股もかけるGold Digger」と思ったキャメロン、しかし近くに住み始めて本当のジョーを知って、彼の心が変わっていく。そしてジョーも女友達以外に初めて本当の自分を知られ、戸惑いに反して安らぎも心に生まれてきて。

お互いの彼氏・彼女との関係を清算して、付き合いだした2人。キャメロンは、ジョーだけでなく、コールや彼女の母までも受け入れる。そんな矢先、ある事がきっかけで、ジョーが襲われてしまいます。しかしその時キャメロンは・・・いや~~~~~切ない。私は、ここから最後まで泣きっぱなしでした(これ以上ベラベラ喋るはやめておきます)。 

“It’s all-consuming,” he breathed, leaning his forehead against mine again. “It’s almost debilitating. It’s too much. It’s . . . I can’t even describe it, but being with you is . . . There’s this intensity inside me all the time, this . . . constant pull, desperation . . . it’s like you’re branded on me or something. And it bloody well burns.”

“I love to fuck you,” he whispered in my ear, his voice gravelly with emotion. “But I love to love you, too.” 

注1: Gold Diggerとは、もとの意味は、金鉱探し,砂金掘りなどだが、今では、「金で目当てで男を選ぶ女、貢がせる女」の意味としても使われる。

Down London Road

日本語版On Dublin Streetシリーズ / 訳:金井 真弓 (Amazon Japan)

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