Effortless: Thoughtless (2)

キエラ(Kiera Allen)とデニー(Denny)、そしてケレン(Kellan Kyle)との3角関係は、やっと終りを迎え、キエラとケレンは、彼氏・彼女としての関係を深めようとしていた。そんな時、ケレンのロックバンドD-Bagsは、才能を認められ、ケレンはロック歌手として成功を収めつつあった。
著: SC スティーブンス
- 胸熱度 50%
- 濡れ度 30%
- 泣き度 40%
- 総合評価 40%
Thoughtlessシリーズの2部。強烈にイライラさせられた1部から、やっとイライラ度は解消された感じ(まったくではないが)。キエラは、やっと、本当にやっと、マジでやっと、ケレンへの思いを認め、この2部からキエラとケレンの関係がスタートする。通常、ロマンス小説3部作の場合、2部ではすでに物語もかなり進んでいるはずだが、このストーリーはヒーローとヒロインのロマンス、ここががスタート、このシリーズは、前フリ長すぎ。
1部のキエラとケレン、強烈なイライラを読者が経験することで、2部と3部の2人の関係がより現実的になると考えば、あのイライラを経験して損はなかったと思える(思いたい)。
ケレンのバンドD-Bagsは、地元のロックフェスに参加し、才能を認められ、ある人気ロックスターの前座として、全米ツアーに参加することになる。広いアメリカ、バスで移動しながら各都市を半年かけて回る、長い旅。その間、キエラとケレンは、離ればなれになってしまう。
離ればなれ・・・キエラは、1部で一緒の時間が少なくなって デニーから心離れケレンに恋したわけで、ケレンはその事を気にし、ツアーに参加する事を拒む。しかし、やっと花が開きつつあるD-Bags、自分の為にケレンやバンドメンバーの夢を諦めさせることなど、到底キエラは出来るはずもなく・・・。

2人は、信頼を確立させることに挑戦します。ザッくとこの本の内容を語るなら「信頼」これに尽きると思います。
I love you so much. But, if for some reason we’re not closer, if something has come between us, please, I begging you…don’t give up on me. Stay. Stay with me. Work in out with me. Just don’t leave me…please.
I live you, always,
Kellan
それにしても、ケレンはキエラの心が自分から離れないように、いろいろな仕掛けを施して、ツアーに旅立つ。彼のキエラを思う気持ち、何気に胸キュンです。
ファンが作成した、Effortless予告編
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