Falling Into Us: Falling (2)

16歳高校のジョンソン(Jason Dorsey)、ずっと気になっていた、ネリー(Nelly)をデートに誘ってみたが、あっさり断られてしまった。ネリ―にはケイル(Kyle)がいるのは最初からわかっていたこと。そんなネリ―から、彼女の友人ベッカ(Becca de Rosa)をデートに誘ってみたらどうかと提案される。最初は軽い気持ちでベッカを誘ったジョンソン。しかし、その時はまだ、ジョンソンとベッカが人生を共にするパートナーだとは、誰も想像していなかた。
- 胸熱度 80%
- 濡れ度 80%
- 泣き度 50%
- 総合評価 70%
Falling シリーズの2部。ネリ―の友達ベッカと、ケイルの友達ジェンソンのラブストーリー。1部を純愛100%と表現しましたが、2部は、純愛200%といった感じ。はい、とにかく甘~~~~~~い!!
ストーリーは、ロマンスの王道を行くような内容で、簡単に説明すると、16歳の彼氏・彼女がそのまま大学、社会人をへて結婚して子供を持つという、直線コースのストーリー。
もちろん、ただそれだけでは話がもたないので、お互いの両親の問題や、共通の友人ケイルの死、ベッカは、ネリ―が別人のように心を閉ざしてしまったことで、彼女を助けたることはできなかと苦悩したり、ベッカの兄の事件など、読者を飽きさせないように仕上げている。
1部でも同じく、主人公とヒロインの初々しい恋愛にドキドキしましたが、この本も同じく、2人の初デートから、ファーストキス、ファーストタッチ、セックス、オーガムズと、そのすべてが、純粋で、素直で、感情豊かで、読者をトロけさせる(自分がこんな感情持ってたの遥か昔だなぁ・・・と現実逃避しつつ)。
この直線コースのストーリーの何がそんなにハマるのかというと、完全に作者ジャシンダ・ワイルダーの文章力に読者は酔わされるからかなと。他のエロチカロマンス本にあるハードでベビーなBDSMや熱~いセックスシーンを読むのと同じくらい、ただの2人のファーストキスにこんなにも胸がキュンとして、たどたどしい初めてのセックスに同じくらい濡れるのは、シンプルで読みやすい作者の文章がなんの抵抗もなく、心にダイレクトに響くからだと思う。
このシリーズ、英語がとにかく読みやすい。難しい単語や言い回しも少なく、登場人物の会話を主体とした文章で構成されており、でも決してチープに感じることなく、登場人物の声がストレートに心に入ってくる。
もし、洋書ロマンスに挑戦したいと思う方がいたら、このシリーズを一番にお奨めする。
“God, Becca. Kissing you is…it’s seriously the best thing ever.”
I touched my lips, knowing they were swollen. “It’s dangerous, I think.”
“What is?” Jason asked.
“You and me kissing.”
“Why?”
I met his eyes, let him see all my rolling emotions. “Because I never want to stop. I could kiss you until I suffocate.”
ストーリーの終盤には、その後のネリ―とコルトンも登場し、最後はやっぱりお決まり、Happy ever afterで。

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