Finding Eden: A Sign of Love (6)

2014年11月16日 | バニラ, 泣き本, 洋書, 総合評価 4, 胸熱本 | コメント0件

Finding Eden: A Sign of Love#6

辛く、悲しい事件を経験した、エデン(Eden)とカルダー(Calder Raynes)。やっとの思いで教団施設から抜け出したが、お互いの2人の消息は不明だった。小さなコミュニティーを出て初めて経験する外の社会。見るモノ、触るモノすべてが、初体験だった。また、頼る知人もいなければ、所持しているお金もほんの少し。誰も知らない社会で、どう生きて行けばいいのか2人は、それぞれに模索する。

  • 胸熱度 80% 80%
  • 濡れ度 60% 60%
  • 泣き度 100% 100%
  • 総合評価 80% 80%

A Sign of Loveシリーズ、6部目。このストーリーは、2部構成で、前の5部の後編となります。

実はこの本を読み終わったのは、1週間程前だったのだが、仕事が忙しく、レビューが書けず、ストレス上がるばかり。読み終わってからあまり時間が経ちすぎると、読書中に感じた思いや感情が、薄れてしまうので、早くレビューを書かなきゃと焦るばかり(今もOn Goingで忙しい状態ではあるが、こっちも優先度高いので、仕事の合間に対応中)。

離ればれになってしまった、2人。エデンは1人、カルダーは幼馴染のエグザンダー(Xander)と2人で、初めての近代社会で生活を始める。しかし、身分を証明する物もなく、生活は過酷な物だった。そんな中、やっと生活の基盤が出来上がった数年後、2人は再会するのですが、再会シーンは、お互いが死んでしまったと思っていた事や、過去の辛さ、それでも相手を愛する気持ちを励みに頑張ってきた思いが溢れ出て、何とも感動的。また、再会後も、エデン、カルダー、エグザンダーの3人、教団施設で同じ思いを共有した仲間として、友情は絶対的なものだった。しかし、歴史的な悲劇とも言える大事件を犯した宗教団体、マスコミは、カルト教団からの生存者と、連日3人を追いかけ回す。特にエデンとカルダーは、カルト教団で愛を育んだ2人として、世間の注目だった。

世間は、カルト教団の信者の子供として、ネガティブな目を向けるが、実際の真実は、かけ離れている。大事件を犯したのは、教祖のヘクター(Hector)と幹部達。施設内の一般の人達は、素朴で平和な生活を送っていた。信者達は、教祖を信じたが故の被害者と言ってもいいのかも。

エデンとカルダーも、過酷な経験をした被害者。しかし、2人は、心折れることなく、前向きに、相手を心から愛し、幸せを掴もうと努力する。とにかく、あんな辛い経験をしたのに、ストーリー最初から最後まで、2人の関係に一切のネガティブな所がない。とにかくポジティブ。本を読み進める中で、読者を笑顔にさせ、胸がホロっと温かくなる。5部が強烈だったので、余計に2人の健気さ(ミア・シェリダンの美しい文章)が心にジワーっとしみます。

いつも、キンドルで本を読みながら、好きなフレーズにハイライトを付けながら読むのだが、この本を読み終わったあと、改めて見てみると、どこもかしこもハイライトだらけだった。

この本では、エデンが、教団施設に来る前の彼女の生い立ちや、カルダーの出生の秘密、また、ヘクターが宗教団体を立ち上げた秘密なども明らかになる。

教団施設での辛い経験、その後の厳しい生活、ヘクターが犯した罪への影響など、エデンとカルダーの周りは、ずっとドロドロした世界が渦も巻いています。時に、悲しみが押し寄せ、感情的になったりもするが、エデンとカルダーの2人の関係に関しては、ピュアで素直で、穏やかさがあって。なんていうのか・・・もう2人は、絶対的なんだな。 

“I never stopped loving you. I never will. Ever.”

“”I know the goodness in you Calder, I do, more than anyone. I know the tenderness of your heart, and I know all that was taken from you. I know all the dreadful sorrow inside of you. I live it, too. I know. I know. But I also believe we are going to be okay — we are going to love so hard and with so much intensity, that it’s going to melt away all the pain.”

“She put her hand to my cheek and gazed into my eyes lovingly as our bodies joined, and found the deep peace I always did when I was connected to Eden. 

Finding Eden Image

さて、このA Sign of Loveシリーズ6部を読み終えて、私、ミア・シェリダンの大ファンになってしまった。他に類を見ないロマンスストーリー、それを裏付ける論理的で前向きな文章。もちろん程よくエロく、文句なしにすばらしい!! 前回、日本語に訳されなかったら出版社に殴りこむとタンカを切ってしまったが(汗)、ミア・シェリダンのためなら、喜んで、クレーマー位にはなれるww。

どうか、どうか、翻訳出版してください!!!

日本語版 A Sign of Love / 訳 高里 ひろ(Amazon Japan)

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