Fueled: Driven (2)

ただひたすらレイニー(Rylee Thomas)が欲しい、抱きたいと思うコルトン(Colton Donaban)、しかし、彼の幼年期の体験が、人と深く係る事を否定もし、そんな心の葛藤と底知れぬ恐怖心に彼は戸惑い、時にレイニーを困惑させる。2人が時間を共し、時に離れ、少しずつレイニーに対するコルトンの感情、欲望、願望が定着していった。
- 胸熱度 90%
- 濡れ度 70%
- 泣き度 80%
- 総合評価 85%
ついに、Driven シリーズはAmazon 2013 best romantic bookのトップ10にランクイン。年間出版されるあらゆるジャンルのロマンスブックの中に、エロティックロマンスが入るのは、凄い事。さらにk ブロンバーグは、新人作家。初出版でいきなりヒットを飛ばしています。
ベストセラーになるのは、とても納得。とにかく、胸が締め付けられ、涙が頬をつたい、読み終えた時には、しばらく頭がボーっとしていました。
この本は、主にコルトンの心の浮き沈みや迷いをへて、彼の決意が定着するストーリーですが、コルトンはちょっと悪でセクシーなハリウッドセレブ。彼なりの言葉と表現で、時に荒々しく、レイニーを思います。ストーリー前半、レイニーへの思いに戸惑う彼は、レイニーは、きっと、
“She must have a voodoo pussy or something. Reeling me up and snagging me in her hooks without realizing it.”
なんて、表現したり、後半、彼の決意が定着した時は、
“She’s my motherfucking checkered flag”
なんて、言ったりしています。
そして、コルトンの名台詞。
“I race you”
この意味は、ネタバレになるので、いいませんが、この言葉が出てくるまでの、2人ドラマ、読者はやきもきして、涙して、ため息ついて、そして濡らして、最後の最後に絶妙のタイミングでコルトンが伝える、とても意味のある言葉。
一見、傲慢で自信家、無鉄砲でイケメンセクシーなコルトン、しかし繊細で温かい心を隠し持ってる、そんな主人公をk ブロンバーグはまったく嫌味なく、スタイリッシュに書き上げた事が、ベストセラーの一つの要因と私は思います。過去に読んだ、エロチカロマンスの中でも、コルトンのキャラクターは、とにかくピカイチ。
一日も早く日本語にも翻訳されて、より多くの人に読んで欲しいと思う本です。
(翻訳者さん、The Driven Trilogyシリーズの世界と主人公のイメージを壊す事なく、訳してくださいねぇ~。ハードル高いですよ!)
しかし!!!
このThe Driven Trilogyシリーズ、実は、3部作。まだ2部しか出版されていません。3部のCrashed:The Driven Trilogy#3の発売は、2014年3月3日。すでに仮注文済ですが、まちきれない。
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