この悪夢が消えるまで: イヴ&ローク: In Deat (1)

近未来ニューヨーク、警部補のイヴは、今ではすっかり使用する事も無くなった銃による殺人事件を担当することとなった。第一容疑者に浮上したのは、大富豪のローク。イヴとロークは本人の意思に反して、強く惹かれあっていく。
著:JD ロブ(訳 青木 悦子)
- 胸熱度 60%
- 濡れ度 40%
- 泣き度 40%
- 総合評価 60%
皆さんお久ぶりでございます。Wet Rush旅に出ておりまして、1か月ぶりのブログ更新となります。この本は、旅の途中ロマファンの方からのお奨めで読んだ本。お奨めというだけあって、とっても面白かったぁ~。
胸熱よし。エロよし。ロマンスの背景にあるプロットもサスペンスを採用することで、ぐいぐい惹きつけられるスピード感とテンポよし。だからストーリー全体の構成バランスよし。やっぱり面白い本も書く作家って、構成バランスいいんだな。
またヒーロー&ヒロインのキャラもよし。といってもこの1部ではヒーローのキャラはまだベールに覆われてる所があるのだが、ヒロインに関して、警部というゴッツイ仕事からも想像できるように、激しく強く正義感があり、何とも魅力的なキャラ。翻訳を読んでると、ヒロイン、イヴの使う言葉が激しいのだが、英語で読んだ方がもっと激しいんだろうなぁとも思えた(大抵の訳本は、英語より日本語の方が行儀がいい)。ぜひ英語で読んでみたいと思えた本。
「サスペンスと女刑事のロマンス」というと、女刑事サム・ホランドに似てるなと思ったが、この本の原書が発行されたのは、1995年で、女刑事サム・ホランドは2010年発行なので、こちらがオリジナル。今思うと、女刑事サム・ホランドを書いた、マリー・フォースは、JD ロブ(ノーラ・ロバーツ)に影響されたのかな・・・とも思ってみたり。
さて、このイヴ&ロークシリーズ、翻訳は34部、原書は40部+スピン7部の超ロングシリーズ(41・42部は今年発売予定)。つまりまだまだ話は続いている模様。読みたい! とも思うのだが、先日ブラック・ダガー・ブラザーズのロングシリーズを読破したばかりなので、ちょっと二の足を踏んでいるのも本音。過去に出版されたロングシリーズを読み始めると、ジャンジャン発売される新作や読みかけシリーズの続編が読めなくなる。自分の生活の中での読書の時間を「まだ読んでいない過去の名作を追うのに使うか」「気になる新作・期待大な続編を追うのに使うか」の狭間で、前者に後者に、あっちにこっちにフラフラと、いつも気持ちが揺れる。ブラック・ダガーを読んでる時も、読みたいと思う本がどんどん出版されて焦りさえ感じた。そもそも、人間技で読み進めるのが困難なほどに原書の出版量が多過ぎるというのが問題だと思うが、皆さんはそのへんの折り合い、どうしてるんだろ?
ブラックダガーを読んでた間、読むことが出来なかった、新作や続編を一通りキャッチアップして、またじっくり1つのシリーズ作品を読み込みたいと思えるようになったら、このシリーズ行きたいと思います。とは言え、すでに積本で5部まで積んでるので、そう遠くない将来読むよww。
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