Lawless: King (3)

2016年5月17日 | バニラ, 洋書, 総合評価 4, 胸熱本 | コメント0件

Lawless: King, #3

極悪暴力団のボスの息子としてこの世に生を受けたベア(Bear)は物心ついた時から悪がそこにあった。世間の法からはかけ離れた世界だったが、仲間の結束は確かなものだった。しかしここ最近はそんな結束も感じられなくなり、かたぎの友人達とつるむ事が多くなる中、ついには組織から脱退した。しかしそれはボスの父から命を狙われる事になる。父との衝突で目の前で親友も失い、自分自信も暴行を加えられ、自暴時期を過ごしていた矢先、その昔偶然出会った少女ティア(Thia)が、大人の女性となり目の前に突然現れた。

  • 胸熱度 100% 100%
  • 濡れ度 60% 60%
  • 泣き度 30% 30%
  • 総合評価 70% 70%

前回このKingシリーズ2部まで読んで、ちょっとお休みしてたが、復活。そしてこの表紙の男性、Josh Mario John(読み友Mさんに教えてもらった、Very thanks)にすっかりメロメロ中のWet Rush。ワイルドなヒゲとタトゥーに隠れる実は清楚な顔立ちと、理学療法士の修士号をもってて、児童施設で働いてた(現在モデルとして活躍)見た目とのギャップ。たまらんねぇ〜。

で、すっかり頭の中に今回のヒーローのイメージが出来上がってたので、もうずっとヨダレ顔で読んでました(笑)でも実際のストーリーは、ヨダレ顔で読むより、鼻息荒くして読むのが正しいかな。

とにかく、ストーリーのテンポがやばい。疾走感全開でノンストップで一気に読める。前回のヒーロー同様今回も果てしないアルファぷりが、もうツボ。どツボ。

Josh Mario John

ティアに両親殺害の容疑がかけられた(本当は完全なる正当防衛)。ティアは少女だった7年前にベアと交わした約束を信じ、彼に助けを求めた。しかし時同じく暴力団から脱退したベアの命を狙う組織はティアに暴行を加えベアを誘き出そうとする。ベアは突然目の前に現れたティアを守り、組織とどう対決していくか模索する。

完全に極道で、人殺しなんて朝飯前の世界で、ヒーローが不器用極まりなく、初めて女性を愛する話がたまらんよ。で、ヒロインも若い女の子なのだが、いろいろ修羅場をくぐり抜けたなんとも度胸の座った女性。荒っぽさ炸裂のヒーローと度胸あるヒロインが憎たらしいのか、愛しいのか良くわからん感情をバシバシぶつけながら恋愛して、でもそんな激しいロマンスを読んでる読者には刹那さが芽生える。本当に良く描けてるね。

He kisses me and fucked me claimed me until there was only one truth between us which Bear pointed out when he said, “Never doubt that this pussy has always belong to me. You have always belong to me.”

“What are you trying to do?” I asked. He raised up, just enough to look me in the eye. “I’m trying to love you.”

OMG, OMFG, このベアの言葉にタブレットぶん投げて、秒殺されたWet Rush。

後、T.M. Frazierの作る「運び」がいいなぁって思った。前回のヒーローキング(King)もそうだけど、今まで女なんて性処理にしか思ってなかった野郎が、いきなり一人の女性にいくら運命と言え恋するはずかない。そこで、何かキッカケを必ず儲けてるのよ。前回のキングは3年間のムショ生活、そして今回のベアは、前回のヒロインレイ(Ray)に淡い思いを抱いてた。っていうかキングとレイがみじかで恋愛する様子を見て、彼の中に憧れみたいな何か過去に経験した事がない世界感が現れた。そんな少しの心の変化の「運び」によって、一人の女性を深く知ろうとするキッカケを作ってる。

まだこの本ではいろんなドラマは片付いておらず、次の本でどう納めるのか、期待アゲアゲでっせぇ〜。

Josh Mario John

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