Little Red Riding Crop: The Original Sinners (0.4)

Dommeのノーラ(Nora Sutherlin)は連日ボスのキングスレー(Kingsley)の指示のもとプレイに明け暮れていた。そんなある日かれこれ2ヶ月もセックスしていない事実に気づく。疲れとイライラを感じたノーラはキングスレーに休暇を申し出た所ある事を条件に1ヶ月のヨーロッパ旅行を提案された。その条件とは最近キングスレーの部下のDommeやSubをヘットハンティングし、奪ってしまうとある別のBDSMクラブに潜入し、そのBDSMクラブの情報を入手する事だった。
- 胸熱度 100%
- 濡れ度 80%
- 泣き度 30%
- 総合評価 60%
The Original SinnersシリーズのノーラがSubからDommeに転身した後のエピソードを綴った短編本。無料です。
いやぁせつないなぁ…。
って、このストーリー自体はせつない話じゃないのよ、ただ、過去Domのソルン(Søren)と深く愛しあいながらも、別れたノーラの気持ちを読者が知ってるが故に彼女が前向きに頑張っていながらも心の奥底でソルンを恋しがってるのが分かるから、せつない。
ノーラはソルンと別れ、SubからDommeになったものの、プレイだけで本番のセックスはしていなかった。連日プレイだけに明け暮れて、気持ちがササクレだってくる。疲れた、休みが欲しいと主張していながらも、本当は寂しと自分を理解しているノーラ。
キングスレーは、最近DommeやSubを取られたとあるBDSMクラブへの潜入をノーラに指示し、そこで、ブラット(Brad Wolfe)に再会したノーラは、ソルン以来自分がSubになり彼とプレイをする。相手はブラットだと分かっていながらも、過去のソルンとの記憶が頭をよぎるノーラ。このシーン、なんとも胸熱で、せすなさマックス。
読者の記憶を巧み使って、せつなさを最大限に表現したティファニー・ライス、やっぱり脱帽。
あ、ちなみに、ブラッド、2部の「天使のはつ恋」でノーラ、グリフィン(Griffin)、マイケル(Michael)の3人が訪れたBDSMクラブの門番役でチラっと登場してます。
日本語版The Original Sinners / 訳 清水 由貴子、藤峰 みちか (Amazon Japan)
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