Mercy: No Mercy (2)

突然目の前に現れ、「あなたを助けたい」と言ってきた女性メルシー(Mercy)に恋をしたサドマゾヒストのシャーデー(”Sade” Johathon Lee Ashcroft)、知らぬ間にメルシーの養父に関する事件に引き込まれて行く。そして襲った悲劇はシャーデーとの大切な記憶をメルシーから奪っていった。。
- 胸熱度 60%
- 濡れ度 80%
- 泣き度 40%
- 総合評価 60%
ダーク・エロチカ・ロマンス Mercy2部目でございます。男性でDomの作家が書くロマンス、バキバキのゴッツイBDSMを想像していたのだが、なんだぁぁこの刹那さは!!
いやぁ〜面白かった。
シャーデーもメルシーも刹那くてねぇ〜、本当に男性が書いたの?とビックリする程に、もぉ〜読んでて胸がキリキリした。
このキリキリ刹那さマックスを説明するのに少しネタバレしなければならないが、まぁ皆さん付き合っておくれ。
そもそもストーリーの始まりは、メルシー。
彼女は人身売買により性奴隷として辛い幼少期を送っていた所を1人の男性に救出され、その男性がそのまま養父となり、深い愛情で彼女の過去のトラウマを克服させ、護身術も身につけ強い美し女性に成長させた。そんな矢先、養父が交通事故により他界してしまう。
養父亡き後、彼の遺品から見つかったひとつの茶封筒。その封筒には1人の男性シャーデーの情報が入っていた。資料に目を通すだけでも分かる、シャーデーの心の闇。メルシーは養父が自分にしてくれたように彼を助けたいと思い、シャーデーに接近する事に。
シャーデーはいきなり目の前に姿を現し「あなたを助けたい」と言い出すメルシーに最初は疑いや戸惑いを頂くが、毎日死ぬ事ばかりを考えていた自分がメルシーといると生きたい、彼女との時間をもっと楽しみたいと思うようになる。
しかしメルシーの養父は殺し屋(悪人を自主的に排除する)で、本当は死亡しておらず、新たに立ち向かう悪からメルシーを守る為に、自分は死んだと見せかけた。
ってさぁ…。この当たりはツッコミ満載なのよ。
まず、自分も誰かを助けたいって怪しさプンプン漂う見ず知らずの男にいきなり会いに行くか?
その後すぐに2人同棲初めちゃうし。
しかもメルシーの養父、自主的にボランティアで悪を排除してるって…。自称自衛団。しかもメルシーは養父の事、造園業者だと思ってた。でも実は養父なぜか超金持ち。
とにかく細かい事言ったら、キリがない程にツッコミ所満載なプロット。
で、養父が立ち向かう悪が突然メルシーとシャーデーを監禁して…。
その監禁した悪というのが、読んでて胸がムカムカする程、かなり悍ましい変態野郎で、メルシーとシャーデー、シャーデーの弟を監禁暴行するシーンがまさにカルト。カルト野郎の悍ましい虐待で、メルシーが記憶喪失になってしまう。
でもね、でもね、なんで冒頭でこの本が面白かったと言のか、シャーデーがメルシーや弟を思うシーンはもう胸熱だし、カルト野郎からなんとか逃れ、メルシーとシャーデー、シャーデーの弟は治療に専念する間、メルシーの記憶を取り戻そうとするシャーデーがまぁ刹那い。
で、記憶が戻らないながらも、シャーデーに新たに恋したメルシーは、自分の知らない過去の自分に嫉妬して。メルシーは自分の知らない女性をずっと思い続け、シャーデーはそれを今のメルシーに重ねてる、メルシーはそんな錯覚に陥るのね。
とにかく、メルシーとシャーデーの心理描写がすこぶる良かった。
プロットはツッコミ所満載なんだけど、それを上回る刹那い心理描写が、「私のツッコミなんてどうでもいいか」という気にさせてくれる程に、読み応えがあった。
きっとプロットのツッコミ所は最終部の次で穴埋めしてくれるでしょう(要期待)。
You tasted better than anything I’d ever put my mouth on, I had every part of you. There was nothing that got my cock harder than licking your clit till you shuddered in orgasm and screamed my name, except when I buried it as I could go. That…was fucking heaven. And seeing that look in your eyes…that love…
Baby, I miss you.
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