真夜中の誘惑: Midnight (2)

ポートランド警察殺人課に務めるバドは、今夜も捜査の一環でクラブを訪れていた。クラブで、その卑怯な雰囲気とはあまにも対照的な、美しい女性クレアを目にする。彼女の魅力にすっかり魅了されてたバド。またクレアも、絡んで来る他の男性客から自分を守ってくれたバドに、安心感を覚えていった。
著:リサ・マリー・ライス (訳:上中 京)
- 胸熱度 60%
- 濡れ度 80%
- 泣き度 20%
- 総合評価 50%
Black Dagger Brotherhoodシリーズ読書中からの気晴らし第6弾。
Midnightシリーズの2部目、でございます。リサ・マリー・ライス、時に文章にクドさを感じる時があるのだが、今回はそんなクドさがちょっと鼻に付いてしまった。
クレアは、大富豪の1人娘として生まれ、体が弱かった事から、ホームスクールで学校に行く機会に恵まれなかった。その後13歳になり、白血病におかされ生死の境を何年も彷徨い、10年という長い闘病生活の後、やっと健康と言える体を手にいれた。それ故、彼女の「自由」への思いは、人一倍強かった。
と、背景は十分理解できるのだが、「私は自由を求めるのよぉ~」という思いが、彼女のPOVのほとんどを占め、「もう十分分かったよ」とちょっと読んでて疲れた。
クレアとバドが出会ってから、目にも止まらむ速さで、2人は、熱く・エロく結ばれる。精力旺盛で、一晩に何度も、長くセックスが出来ると自負するバドだが、クレアとのセックスは、まるで童貞のように、自制が聞かない。そんなバドのPOVも「いつもは、違うんだぁ~。俺は、精力旺盛なんだ~」何度も繰り替えされ、「はいはい」と、ちょっとシツコイ。
特に、エロシーンに関しては、Wet Rush、「切羽詰った感」がどうも苦手。1部でも、「切羽詰った感」が結構続く。ストーリーの中に1度や2度なら、それも許せるけど、延々続くと、ちょっとイライラしてくる(笑)
リサ・マリー・ライスは、エロの「切羽詰った感」を用いて、その位、2人は、熱く盛り上がってるのよぉ~と、表現したいのだと理解は出来るが、濃密・濃厚な・エンドレスな、熱~いエロを好むWet Rush、どうも・・・嫌いとは言わないが、好みでない。
ストーリーは、1部の事件を別の角度から見た構成で、クレアは、1部のヒロイン、スザンヌの友達、バドも、1部のヒーロー ジョンの知り合いで、この件の事件の担当いうことで、別の側面を見る事が出来、なかなか面白かった。
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