真夜中の天使: Midnight (3)

Navy seal時代の元上司ジョンが退役後経営するセキュリティー会社の共同経営者となったコワルスキは、ジョンの妻スザンヌがデザインを務めた、宝石展に出席し、スザンヌの友人で、盲目の歌手でハープ演奏者、アレグラに出会う。
著:リサ・マリー・ライス (訳 上中 京)
- 胸熱度 60%
- 濡れ度 80%
- 泣き度 80%
- 総合評価 70%
Black Dagger Brotherhoodシリーズ読書中からの気晴らし第7弾。ここまでくると気晴らしとか、どうでもよくなった(笑)
2部の真夜中の誘惑に続いて、3部も読んでしまった。
1~3部の中で、これが一番好きかな。まさに、「美女と野獣」を地で行くストーリー。
Navy sealを経験した後、Sealsを育成する鬼教官として、20年間の軍生活を経験し、退役後、1部のヒーロー ジョンのビジネスを手伝うこととなったコワルスキ。軍時代に顔に傷を負い、鼻も何度が折り、かなり強面な人相らしい。そんなコワルスキ、一見怖い~い人相ながらも、実は、自分の顔にコンプレックスを持っている所や、音楽や芸術に精通しする繊細な一面など、ロマファンのギャップ好きを抑えた、なかなかいいキャラ。
アレグラは、5か月前の悲劇な事件により、失明してしまい、目が見えない現実に、苛立ちや、諦め、絶望など、辛い時期にいた。
そんな、ネガティブ・マックスなアレグラをコワルスキが、甲斐甲斐しく優しく世話をして、熱くセックスして、守ってと、まさに「ヒーロー」の見本のような彼。そんなコワルスキに支えられ、アレグラも、守られていると実感し、安心感を得て、気持ちが明るくなってくる。
確かに、王道と言えばそれまでだけど、やっぱり、ロマンスのあるべき姿というか、ヒーローのギャップと、ヒロインを不器用にでもとことん愛する姿は、文句のいいようがない。
さてさて、このMidnightシリーズ。日本語訳は、この3部までしかまだ出版されていませんが、原書は、現在5部まで出版されています。この3部の終盤、アレグラが目の手術をした後から、2人が結婚するあたりを綴った、3.5部という短編があり、その後、4部は、ジョンのセキュリティー会社に勤める、ジャッコがヒーロー。こりゃ~読まなきゃでしょ~!!
う~ん、BDBに戻るのは、もうちょっと、先になるかな。
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