Mile High: Up in the Air (2)

ジェームス(James Cavendish)は、BDSMという限られた世界で、心も体も思いを共有できるビアンカ(Bianca)を大切に思っていた。しかし、2人の関係が深まることで、彼女に危険がせまるとは、彼は想像しておらず、ビアンカも過去の苦しみを背負いながら、ジェームスと付き合うことへの不安を抱えていった。
- 胸熱度 40%
- 濡れ度 50%
- 泣き度 30%
- 総合評価 40%
Up in the Airシリーズの2部。かぁぁぁ~~ エロい。とにかくエロい。ジェームスってセックス依存症? とか思ってしまうほど、2人が一緒にいると、1日5~6回、セックスしちゃいます。まさにヤリまくり。もちろんバニラも多いですが、特には、かなり強烈なBDSMもします。とにかく2人は、激しく体も求め合う。しかし本音は、あまりにも多いセックスシーンに、飽きてくる。胸が高鳴るとか、心が締め付けられるとか、あそこが濡れて、ムラムラしてくるとか・・・そんな濡れ場シーンに免疫が出来てしまって、心に響かない。
エロチカロマンスというからには、エロは多すぎても、少なすぎてもダメで、せつなく、心えぐられるロマンスを土台にした、程よい数のエロシーンが読者を興奮させるわけで、ただエロければ良いってものでもない。
ビアンカとジェームス、言いようのない欲望や、否定しがたい思いをぶつけながら、体を求め合い、関係を深めていき、少しずつ相手の心や周りの環境を知っていく。時にそれは、2人の関係にブレーキをかけることも。世界的ホテルオーナー、ジェームスの置かれている立場に影響され、ビアンカがずっと抱て、心に隠していた過去の問題が、現在に再浮上してくる。ビアンカは、そんの自分の環境にジェームスを巻き込むことに、疑問を抱き、ジェームスは深い愛でビアンカ守ろうとするのだが・・・アルファ男特有の、コントロールフリークで傲慢な所が空回りしたりして。
一応この本もロマンスですから、もちろん恋愛は描かれているが、エロに押されて、正直ロマンスに関する感想や印象が薄い。1部のIn Flightが比較的良かったし、これからレビューを投稿する3部も、そこそこ面白いので、この2部には、1部と3部のストーリーをつなぐ役割が与えられているといった印象かな。

0コメント