One More Chance: Rosemary Beach (8)

2014年10月6日 | バニラ, 泣き本, 洋書, 総合評価 4 | コメント0件

One More Chance: Rosemary Beach #8

グラント(Grant Carter)の心ない言葉と、ハロー(Harlow Manning)のセレブの娘としての立場など、いろいろな要因が重なり、ハローはグラントの元を離れることとなる。そんな矢先、グラントの子供を妊娠していることが分かった。しかし彼女は生まれながらの心臓疾患で、子供を産むリスクは、通常の女性に比べ非常に高いものだった。

  • 胸熱度 60% 60%
  • 濡れ度 15% 15%
  • 泣き度 60% 60%
  • 総合評価 50% 50%

Rosemary Beachシリーズの8部目。

7部で、グラントの迷いが、ハローを苦しめ、Wet Rushもグラントには共感できなかったのだが、8部で男を上げたぞ。グラント。もともと、チャーミングな顔立ちと、人当りの良い彼、ハローを愛してると認めて、彼女を受け入れたら、歯の浮くようなセリフもサラっと言ってしまう、甘々なキャラに。で、ハローを守る強い思いが、好感度UPで、大変よろしい(笑)

“If we have a lifetime or only a few moments together, you will be the most important thing that ever happens to me in this life.”

しかし、確かに、グラントも良かったのだが、どちらかというと、この本でヒーローはヒロインを支える役に回り、完全にヒロイン、ハローの本といった感じに仕上がってます。

もし出産を経験した事がある人がこの本を読んだら、「号泣」をお約束します!! 出産を経験してない人でも、母と子のストーリーに、心打たれること間違いなし。

生まれながらの心臓疾患で、出産は出来ないとされていたハローは、自分の命を懸けて、愛する男性グラントとの子を生む決意をする。もちろん、ハローの父や兄、周りの友人は彼女の出産に反対するのだが、中絶をガンとして拒否するハロー。グラントは、元々、彼女を愛するが故に、彼女を失う恐怖に、ハローとの深い関係を拒んでいた。ハローが子供を産む事で、命が危ぶまれるかもしれないという現実に、予感していた恐怖が現実になりつつあり、苦悩する。

でもねぇ、愛する女性が心から望む出産、ましては自分の子供となると、無理やりハローに中絶を強制することは出来なかったんだよね。

グラントせつない。で、ハロー強い。

ホント、アビー・グラインズs、シンプルな分かりやすい文章で、読者の涙腺を刺激させる本を書くのが上手い。

1部では、ヒロインの健気さに号泣し。
この8部では、ヒロインの強さに号泣し。

号泣本としては、このシリーズ、断トツです。

そして、このシリーズで、ビッチキャラとして登場していた、ナニー(Nannette)。彼女も少し!? 成長を見せる。周りに毒吐きまくっていると、皆相手してくれるなくなるんだな。家族も自分の元から去って。1人になって初めて自分の毒を後悔したのか。 いつか、ヒロインとなってこのシリーズに登場するのかなぁ・・・と期待もしてみたり。

そしてこのシリーズ、まだまだ、続きます。楽しみだぁ~。

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