Royally Screwed: Royally (1)

2017年2月28日 | バニラ, 洋書, 濡れ本, 総合評価 4, 胸熱本 | コメント0件

Royally: Royally Screwed #

ウェスコ国の王子ニコラス(Nicholas Arthur Frederick Edward Pembrook)は、世界中を遊び歩いている弟ヘンリー(Henry)を国に連れ戻すべく、雪深いNYマンハッタンにやって来た。ふと立ち寄ったカフェ。そこでオーナーのオリバ(Olivia Hammond)に出会う。国に帰るまでのしばらくの間、オリバとの時間を楽しむニコラスだったが…。

  • 胸熱度 100% 100%
  • 濡れ度 80% 80%
  • 泣き度 60% 60%
  • 総合評価 80% 80%

デビュー作「もつれた関係」でいきなりベスセラー作家となったエマ・チェイス。この本、昨年の10月に発売になったが、しばらく積本として寝かせておいた。所が先週シリーズ2部が発売されて、もう居ても経ってもいらねぇ〜。読まなきゃいかん! と早速飛びついてみた。

もともと、ヒーローのPOV書かせたら最高に面白いエマ・チェイス。今回もヒーローのPOV良かったよぉ〜。

それにこのストーリー、ロマンス好きなら鉄板中のド鉄板。まさにこれぞ「現代版シンデレラストーリー」。ロマファンでこの設定を嫌いな人はいないだろうって言うくらいど真ん中のストーリーだな。

ウェスコ国はイギリス連合国というエマ・チェイスが作った架空の国。だから生活スタイルもイギリスやスコットランドに限りなく近い。で、ニコラスはウェスコ国の王子(君主制国だから次期国王で国のトップ)。そんなニコラスが、立ち寄ったNYでカフェのウエイトレスに恋しちゃう、身分を超えたシンデレラを地で行くストーリー。

前回の「もつれた関係」の時のような「ゴラァ〜#! このどアホ!!」と喝入れたくなるようなヒーローと違い、今回は次期国王だしね、結構まとも(表面上の立ち振舞はね)。でもやっぱり中身はそれなりにエマ・チェイスが作るヒーロー像が十分あって、そこがまたツボだな。

ニコラスとオリバは特に2人に感傷的な問題もなく、王子と貧乏ウエイトレスと立場は違えど、人間的に共感し合える所もあって、スイスイ結ばれてぐんぐんロマンスが進んで行く。でも2人の思いとは裏腹に、パパラッチや、SNSの誹謗中傷、一国の王子という立場上自由がまったく無いニコラスの生活とか、いろいろなトラップがあるわけね。でもそんなトラップが、逆に2人を親密にしていって。このまま「めでたし・めでたし」と思いきや、急に国に帰らなければならなくなったニコラスは、オリバと別れられず、一緒に彼女を連れて帰る。でも、本当は夏が終わったらニコラスは候補者リストの中の女性と結婚しなければならない状態にあって(ある意味政略結婚)。しかもウェスコ国の王子は、アメリカ人(外国籍)のオリバとは法律上結婚出来ない。

とにかくニコラスとオリバが熱〜〜く盛り上がるのだが、周りがまぁいろいろ足引っ張るのよ。ウェスコ国でニコラスの周りも、腹黒いヤツがウジャウジャいたりして。

今回この本読んでいいなぁ〜と思ったのは、そんな足引っ張るトラップうじゃうじゃでも、オリバが結構ポジティブで、ネガティブになりがちなニコラスを(エマ・チェイスの世界ではヒーローは打たれ弱いww)引っ張り上げて、笑いがあって(エマ・チェイスだから当然!)一見暗い話になりそうなんだけど、やっぱりこの本はラブコメのカテに入るんだと思う。その塩梅がよかった。

もちろん「現代版シンデレラストーリー」だから、ウェスコ国の王室に滞在するオリバが体験するセレブな世界(ドレスに舞踏会、宝石、自家用ジェット)、フィフティー・シェイズにも共通する乙女のツボを抑えてたプロットもロマ本として安心感あるのよね。

あと、身分が違っても、2人が愛し合う理由、人間としての共感点が、きっちり書かれて、穴が無かったし、この変はホロっとさせられる所もあった。

最後は、エマ・チェイスお得意のヒーロー大失敗で2人が大ピンチ!! 法律上結婚できないとされていた2人がヒーローの踏ん張りで幸せを掴んで、読み終わってみたらニマニマご満悦のWet Rushでございます。

そして次は、弟のヘンリーがヒーロー。次行きますよぉ〜!!

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