Ruthless King: Mount Trilogy (1)

2018年1月14日 | BDSM, 洋書, 総合評価 3 | コメント0件

Ruthless King: Mount Trilogy #1

ニューオリンズで古くから続くバーボン酒造会社の4代目経営者ケイラ(Keira Kilgore)。別れた夫が死んだ後発覚した借金に途方にくれていた。代々続く歴史あるバーボン酒造を私の代で潰すわけにはいかない。ニューオリンズの裏社会を仕切る悪名高いラクラン(Lanhlan Mount)。彼に目を付けられたら誰も逃れる事は出来ない。ケイラの元夫はラクランから多額の借金を抱えていた事が発覚し、ラクランはケイラに借金の方に自身の体を差し出せと要求し来た。

  • 胸熱度 60% 60%
  • 濡れ度 60% 60%
  • 泣き度 20% 20%
  • 総合評価 50% 50%

2018年最初のレビューはメガン・マーチのMount Trilogyシリーズ。

実はWet Rush、メガン・マーチを読むのは初めて。この作家ここ最近ヒットを飛ばしてるようで、よくGoodreadsで見かける。特にこのMount Trilogyシリーズは評価が高いので期待大。

それにこの表紙、ヒーロー ラクランの悪っぷりがプンプン臭う程、こりゃ読まんと、と、年明けそうそうかじり付いてみた(今年もエロはお約束ww)。

これは3部作の最初の1部だが、この本の感想は、「ポテンシャル満載」だなと。

ストーリーはシンプルで、死んだろくでもない元旦那のおかげで自分の会社(酒造会社)の経営はどん底になったし、しかも極道からの借金。私の人生最悪じゃんと嘆くヒロインが、「俺のSubになるなら借金チャラにしてやっといいよ」と極道のボスヒーローから提案される。

でまぁ「俺のSubになれ」提案を断れない理由がいろいろ満載で、その逃げ道を塞ぐ説明がストーリー全体の足固め的にきっちり(時にクドイ位)に語られてる。

ラクランがいかにヤバイ奴か、ニューオリンズの裏社会を仕切るドン、悪名高き彼に歯向かう事はあり得ない。さらにラクランから逃げるのはケイト1人の問題ではなく、もし逃げたらケイラの家族や友人にも危害がおよぶ、また、ケイトの中にある、代々続く家業を守る大きな責任感。そんな説明がストーリー全体の足固めをきっちりこなし、読者に固定観念をしっかり植え付けた上で、ラクランがものすごくミステリアスに書かれてる。彼の真相はまだ謎のまま。影あるヒーロー感満載で、実は何か裏がありそう。

だから読者の中にド悪で冷血というラクランの固定観念を植え付けた後で、彼が一瞬チラっとケイトの前だけに見せる優しさが、もう、どツボで。このギャップは絶対ロマファンは弱いはず。

この1部はストーリーの始まりで、ラクランのツボは本当に少ししか登場しないが、2部以降ケイトとの関係が濃くなったら、たまらなくこの男は胸熱だろうと簡単に想像できる「ポテンシャル満載」。

さらにケイト仕方なくラクランのSubになるが、ものすごく反抗的で服従など絶対しないとかなり喧嘩ごし。ラクランは自分にこんな風に逆らう人間など存在しないからそれが妙に新鮮。そんな気性の荒いケイトが実は心の奥でDomを求めてる本当は支配されてたい願望とか、これまたチラっと見せるから、今後ラクランにどうハマっていくのか、同じく「ポテンシャル満載」。

単純に「借金体で返せ」な話だと、よくありがちなエロ話だけど、状況の足固めや、ヒーローのミステリアス感、今後ロマンスに発展していく上での胸熱なギャップなど上手く取り入れてるから、続きが読みたいと思わせる期待感が良かったよ。

ただ、2部への期待感はすごいあるけど、この本だけに限ると、まだまだストーリー全体の走り出しで、その点は少し物足りなさもあったかな。

Ruthless King image

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