Sweet Filthy Boy: Wild Seasons (1)

ミア(Mia Holland)は女友達2人と大学卒業旅行を楽しむためにラスベガスへ向かった。ラスベガスで出会った魅力的なフランス人男性アンセル(Ansel Guillaume)と彼の友達2人。ミアと友人2人、アンセルと彼の友人2人は3×3のカップルとなり、それぞれ酒に酔った勢いで、ラスベガスで籍を入れてしまう。それぞれが衝動的に結婚&セックスを一晩だけ我を忘れて楽しんだ翌朝ミアの友人とアンセルの友人は、婚姻の取り消し手続きを終わらせるのだが、ミアとアンセルはそのまま夫婦の状態を期限付きで楽しむことにした。
- 胸熱度 40%
- 濡れ度 60%
- 泣き度 10%
- 総合評価 45%
Beautiful Bastardシリーズでヒットを飛ばしたクリスティーナ・ローレン(正確にはクリスティーナとローレン2人の共作)の新作が発売になったので、読んでみた。
Beautiful Bastardシリーズ同様、ミアとアンセルのバカップルぷりに、クスクスを笑いが込み上げるストーリーです。そして、エロさもお約束。
通常のカップルは、お互いを理解しながら関係を深め、その結果結婚となるのですが、このストーリーは、ワンナイトスタンドの勢いでいきなり結婚してしまい、それからお互いを理解していくという逆の展開。衝動的に籍を入れてしまったものの、ミアとアンセル、お互いが相手の事を知っているのは、セックスの愛称がいいということだけ。ラスベガスからフランス パリに戻ったアンセルの進めで、ミアは夏の間パリのアンセルの自宅でバケーションを楽しみことにする。弁護士のアンセルは多忙な毎日を送っているのだが、ミアは日中パリ市街を観光して時間を過ごし、夜の限れた時間でアンセルとの関係を深めていった。
勢いで結婚したはいいものの、当然ミアにもアンセルにも家族の問題や日常、または元恋人などお互いに過去があり、ラスベガスでは知らなかった現実をいきなり突きつけられて、お互いが本当に夫婦と言いあえる関係になるには、時間が必要。また、このまま離婚せずに夫婦を続けていくのか、夫婦を続ける場合は、アメリカ人のミアとフランス人のアンセル、何処に住み、仕事はどうするのかなど、いろいろ問題山積。
読み終わった感想としては、笑えるポイントがあったり、ロマンス系のセオリーを逆から追うようなストーリーは新鮮味があったが、胸にグッと響くシーンなどはなく、全体的にサラっとした感覚。エロシーンも多いが、サラっとした感覚に押されて、エロもどうも響いてこない。サクっと読書を楽しみたい人にはお奨めだが、じっくり読める本とは言い切れないように思う。
このWild Seasons、3組のカップルの話から始まっていますので、当然他の2組のカップルの話もシリーズ化されるようです。発売され次第、追っていこうと思います。
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