もつれた関係: Tangled (1)

2015年10月11日 | バニラ, 和書, 総合評価 2 | コメント0件

もつれた関係

NY投資銀行家、ドリューは仕事もプライベートも充実していた。仕事では数多く成功を収め、プライベートでは女に困る事はない。そんなある日1人の女性キャサリン(ケイト)に出会った事で人生が大きく変わっていく。

  • 胸熱度 30% 30%
  • 濡れ度 60% 60%
  • 泣き度 10% 10%
  • 総合評価 20% 20%

う〜ん…これは完全に私の選択ミス。ラブコメ爆笑シーン満載のこの本、英語の言い回しとか、英語圏の人が分かるジョークを理解するには原書の英本を読むべきだった。いやぁ〜読む前からなんとなくそんな予感はしていたのだけど、前回読んだ訳本が本当に良かったので、その流れで訳本を購入してしまった。

前回の本(パッション)は、訳が本当に良く書けていて、言葉に力強さが感じられたのに対し、今回はオブラート現象が発生。

オブラート現象とは、英語を日本語に置き換える過程が加わる事で、読み手への言葉の伝わり方にオブラートがかかるように感じ、作者の伝えたい言葉のダイレクト感が薄れるように感じること。

得に、カスワードや独特な言い回し、比喩など、笑いのツボは英語のままで読んだほうが絶対面白かったと思う。日本語読みながらわざわざ頭の中で英語に戻して笑いを感じてたりしてた。

そもそも、英語が故の笑いを無理やり日本語にするのは無理があるのかな。

それでも面白いものは面白い。大爆笑間違いなし。本当にヒーローのドリューがアホだことww。

「俺って最高だぜぇ〜」的に自己中で自意識過剰で、おまけに単純で。でもなんだか憎めないキャラ。

読者が女というのを大前提に、アポだけどどっか憎めない、不器用にも頑張っちゃう(ちょっとズレた彼なりの方法で)ヒロインにメロメロになる所なんて、もう母か姉目線で読んでたは。

そんなアホくさくて単純、そして愛されキャラのヒーローが読者に語りかける設定で話が進むラブコメを書いたエマ・チェイス、この本で2013年デビューしていきなりヒットを飛ばしてます。

ちなみにこの本、Tangledシリーズとして現在4部まで出版済。このまま全部読んでしまおうと考え中。

もしも、この本を原書で読んでいたら評価がもっと高かったと思う…ので残念。

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