Tears of Tess: Monsters in the Dark (1)

2014年5月25日 | BDSM, 洋書, 濡れ本, 総合評価 5 | コメント0件

Tears of Tess: Monsters in the Dark #1

オーストラリア人のテス(Tess Snow)は大学卒業をまじかに控え、彼氏のブラックス(Brax)とメキシコ旅行を楽しんでいた。しかたなくブラックスと訪れた薄気味悪いレストラン。見るからに怪しい雰囲気の男達にテスは誘拐されてしまう。そして彼女が行き着いた牢獄のような部屋には自分と同じように誘拐された女性達が数多くひしめいていた。誘拐の目的は・・・。怪しい男達は、若い女性を誘拐し性奴隷として売りさばくブローカーだった。

  • 胸熱度 100% 100%
  • 濡れ度 100% 100%
  • 泣き度 95% 95%
  • 総合評価 95% 95%

久々のBDSMです。この本の前は純愛系のストーリーだったので、次はダークなストーリーが読みたいと思ったのと、このMonsters in the Darkシリーズ、Goodreadsで高いレイトを保っているので、いつか読みたいと思っていた本。

実は、昨日読み終わったばかりなのだが、今だ興奮冷めやらぬといった感じ。レビューは何を書こうかとあれこれ考えているのだが、書きたい事がいろいろあり過ぎて、興奮状態の頭の中が渦をまいてます。

テスはメキシコで誘拐され、その後、フランスの大富豪Qに売りとばれます。う~ん・・・違う違う。誘拐された多くの女性達は恐怖で自分を見失い、ブローカー達の言いなりだった。しかしテスは、彼女本来の芯の強さで、ブローカー達にはむかう。しかしそれはかえって彼女の立場を悪くし、結果ブローカー達に力でねじ伏せられ、暴行を受けることに。体中傷や痣だらけのテスはQのビジネスに関係する譲渡という形で引き渡された。

Qは、筋金入りのDom。いつもやさしい彼氏のブラックスとは正反対のタイプ。テスは彼氏のブラックスを愛していたが、心の奥底では彼のセックスに不満をもっていた。しかし、誘拐され暴行を受け、本人の意思なくいきなりSubになれと言われても納得いくはずがなく。ブラックスへの寂しさが募るばかり。Qの屋敷では自由を奪われ、人間としてではなく物やペットのように扱われる自分の立場に絶望や憤り、怒り、さまざまな感情が彼女を支配する。

この作家、心理描写をよく書いているの。だからテスがどんな気持ちで、彼女の苦悩や悲しみ、怒り、憤り、様々な感情が読んでてグングン心に突き刺さる。

メキシコの牢獄のような部屋で時間を共にした女性達。皆自分を見失っていました。本人に自覚がないままそれぞれのDomに売り飛ばされ、BDSMの名のもと虐待を繰り返される彼女達は、その多くが虐待により命を落す。運よく生き延びても、毎日のように繰り返される暴力に完全に心が壊れ、精神が崩壊してしまうのが通例。一方テスは、芯の強い女性で、通常のSubとは一線を外していた。ブローカーにも、Qにもはむかい、抵抗する。誘拐・暴行・監禁をいう通常では考えられない状況でも自分を見失うことなく、希望を捨てることは無かった。

テスの強さはQの興味を益々引くことに。

このストーリー、DomとSubというより、サドとマゾの要素が大きいです。DomとSubはプレイのごっこもあり得ますが、加虐性愛であるS(サディスト)とM(マゾヒスト)はごっこはあり得ません。女性を痛めつける事を快楽とするSは、ガラスのようにもろい弱い女性では相手にならない。Qは自分がサディストである事に悩み、自分を自制することで心のバランスを保っていた。しかしそこに現れた、どんな苦痛や屈強にも折れることのない強いテス。またテスはセックスで相手に支配されたい、痛めつけられたいという欲求も持っていました。つまり彼女はM。

そもそも、マゾヒストって、強くないとマゾやってられないですよね。自分の体に痛みを与えることを快楽とするなら、それに屈しない心が必要。

この、当たり前とも言える心理も、ペッパー・ウインターズの表現が素晴らしく光ってました。

Qの屋敷で生活を始めた当初は、テスはQを憎み続ける。しかしQによりMとしての本当の自分を見い出されたテス。また、Qのサディストしての苦悩や彼が精神が崩壊したSubを引き取り、リハビリさせて彼女達を元通りさせる活動など本当のQを知るうちに少しずつQに惹かれていく。テスは、Subとしての拘束をとかれ、オーストラリアに帰るのですが、一度空けってしまったMとしての扉は、彼氏のブラックスで閉じられる事はありませんでした。そして強制ではなく自らの意思でQのもとに戻るテス。本当の意味でのテスとQの関係が2部からスタートする。

ちなみにこの本、BDSMとしてはかなりヘビーです。The Original SinnersThe Dark Duetに匹敵するくらい。そういえば、The Original SinnersでもSのヒーローに対して、ヒロインも強い女性だったな。

また、強烈にエロい。エロ描写がとにかく詳細です。セックスに行く着くまでの2人の会話や状況から始まり、実際の濡れ場まで、贅沢にページを使って描写していて間違いなく濡れ本です。心理描写が素晴らし作家のエロシーンは、マジやばいです。

しかも、2部はQのPOVがメインとなる構成で、ますます楽しみ(現在2部のQuintessentially Q:Monsters in the Dark #2を読書中)。

0コメント

コメントを提出

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Wet Rush ノベル

WetRush長編処女作ついに完成 ‼︎

紹介ページへ
今ならKindle Unlimited

レコメン

人気のページ

ティファニー・ライスのThe Original Sinners シリーズ一覧
世界で一番美しい声: A Sign of Love (4)
Stinger: A Sign of Love (3)
Tears of Tess: Monsters in the Dark (1)
WetRush長編処女作 ついに完成   !!
愛の夜明けを二人で: Dream Man (3)
Dirty Filthy Rich Men: Dirty Duet (1)
Twisted Together: Monsters in the Dark (3)
Michael's Wings: The Original Sinners (6.3)
The Shadows: Black Dagger Brotherhood (13)

過去記事アーカイブ

ブラックダガー ブラザー・フット特集

ブラックダガー

セイレーンの涙、天使のはつ恋 全シリーズ特集

オリジナル・シナーズ

ノーラ・ロバーツのサイン会に行ってきた

ノーラ・ロバーツのサイン会に行ってきた

おすすめ作家一覧

CD ライス CJ ロバーツ EL ジェイムス JA フス JD ロブ JM ドロワー J・R ウォード K ブロンバーグ LJ ディー M レイトン RK リリー SC スティーブンス SL ジェニングス TM フレイザー アナ・キャンベル アビー・グラインズ アリアンヌ・リッチモンド アリス・クレイトン アリーシャ・ローミング アン・ライス エデン・ブラッドレイ エマ・ジェイ エマ・チェイス エヴァ・クランシー オリビア・カニング キャリー・ハート クリスティン・アシュリー クリスティーナ・ローレン ケイト・ピアース ゲイル・マクヒュー コリーン・フーヴァー サマンサ・ヤング シェィ・サベージ シャロン・ケンドリック シャロン・ページ シルヴィア・デイ ジェイミー・マクガイア ジェス・マイケルズ ジャシンダ・ワイルダー ジュリー・ケナー ジョディー・エレン・マルパス ジョージア・ケイツ タリン・フィッシャー チェリス・シンクレア ティファニー・ライス デルフィーヌ・ドライデン ノーラ・ロバーツ ビー・キーランド フェリシティー・ブランドン ペッパー・ウィンターズ マヤ・バンクス マリー・フォース ミア・シェリダン メガン・マーチ リサ・マリー・ライス リサ・レネー・ジョーンズ リサ・ヴァルデス ルシアン・バネ ローラ・リー ローレリン・ペイジ ローレン・デイン

Twitter でフォロー