The Best Goodbye: Rosemary Beach (12)

2016年2月29日 | バニラ, 洋書, 総合評価 2 | コメント0件

The Best Goodbye: Rosemary Beach #12

アディー(Addison Turner)は、ローズ(Rose Henderson)に名前を変え、髪を染め、メガネをかけ過去の印象を消しつつローズメリービーチで今度新しくオープンするレストランのウエイトレスをしていた。そのレストランのマネージャー、リバー(River “Captain” Kipling)に気づかれないように。9年前に出産した彼との子に父として紹介できるか品定めするのが目的だった。しかし、かつて愛し、2人の子供を授かったその男リバーはキャプテンに名前を変え、昔の面影がない程に冷血な男性になっていた。

  • 胸熱度 30% 30%
  • 濡れ度 15% 15%
  • 泣き度 30% 30%
  • 総合評価 20% 20%

Rosemary Beachシリーズ12部目。1〜4部のヒロイン ブレア(Blaire)の母の違う兄キャプテンの話。とにかくこのシリーズ家族構成がものすごく複雑なので時々混乱する(笑)。家族相関図が欲しいとも思うが、多分複雑すぎて図にできないかも。

アビー・グラインズって過去に辛い経験をした登場人物が逞しく生きる姿をイキイキ表現したり、世の中にこんなにも心醜い人がいるのかと顔面パンチ100発かましたくなる程の憎醜キャラとか、とにかく感情論を書かせたら他に類を見ない程にピカイチな作家なのだが、この本ね…期待して読んだワリにはがっかり。いつもの胸熱、号泣、怒りなんかのジェットコースター的な激しい感情が湧かなかった。

アディーは孤児として里親の家を転々として成長した14歳の時、新しく引っ越した里親の養子で2歳年上のリバーに出会う。リバーは同じ屋根の下、共に生活しながら、里親(母)からの心無い虐待をいつもかばい守ってくれた。そんな2人は淡い感情が芽生え愛し合うようになる。16歳に成長したアディーは、リバーの子供を妊娠する。その事が里親にばれ家を追い出されてしまうアディー。彼女はたった16歳ながらも彼との子を出産しシングルマザーとして逞しく生活していた。一方リバーは母がアディーを殺してしまったと勘違いし、すべてを捨てて故郷を後にする。その後拾われてた闇社会でキャプテンに名を変え、殺し屋を10年経験した後足を洗い、とある実業家の下、レストランの開店運営をしていた。9歳に成長したアディーの子は、実の父に会いたいと願うようになる。アディーはずっと行方の分からなかったリバーがキャプテンに名を変えローズマリービーチにいる事を突き止める。ローズマリービーチに引っ越してきたアディーと彼女の娘は、キャプテンに自分と娘の存在を告白するか品定めするために名を変え、変装し、彼に近づいていった。

と、いつもより無駄に長くネタバレしてますけどね…レビューあんま書くこと思い浮かばない!

いろいろあったけど再会した2人がさ、ストーリーの中で延々どれだけ相手を愛してたかを語ってる訳ですよ。10年離れてたからお互いいろいろあったのは分かるよ。リバーに関しては殺し屋やってて昔の幼い少年から様変わりしてる訳だし。でもさ、昔と変わらず今も愛し合ってるならさっさとヤレや。さっとくっ付けや。

なんというか、イライラとかもどかしいとかそんな感情を読んでて芽生えさせてくれるならまだしも、とにかくクドさだけが鼻に付く。

感情論を書くのが上手いアビー・グラインズの作風が裏目に出でしまったような感じで残念。

でも、こうやって文句タラタラ書いてみても、そこまで言うほど悪くないよ。っていう思いもあり、とにかく掴み所がない。いつもの流れでいうと最低2冊を使ってひとつのロマンスを書き上げるのに対し今回は1冊なので、全体的にそれぞれのプロットやストーリーの運びが浅く感じるのかな。

まぁとにかくWet Rush的には、残念な結果でした。

さて、次の13部(6月28日発売)は、このシリーズの憎醜No.1キャラ、ナニーテ(Nannette)がヒロインの模様。この超ロングシリーズを通してふんだんにビッチっぷりをアピールしてきたナニーテがどんなヒロインに変身するのか、アビー・グラインズがどうやって読者を納得させるのか、今から楽しみだね。

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