ご主人様、仰せのままに

モリーはメイドとして働き始めた城で、主のアッシュフォード卿に見染められ、彼の個人的なメイドとして働くこととなった。それは夜の世話も含まれ、モリーは次第に性に目覚め、アッシュフォード卿に惹かれていく。そんなある日城で新しく働くこととなった猟場番人ウィルに出会うモリー、ウィルからの熱い視線を感じるのだが自分はアッシュフォード卿の愛人。そこに自分の選択の余地がないことも分かっていた。
著:ジェニファー・デイル(訳: 立石ゆかり)
- 胸熱度 30%
- 濡れ度 60%
- 泣き度 10%
- 総合評価 50%
久ぶりのハーレクインエロ短編シリーズ。この本、読ともさんが、読者メータで面白かったとレビューされていて、ならばと読んでみた。実は読み終わったのはもう随分前で、その頃に感じた感想が記憶から消えつつあるのだが、何とか記憶を呼び覚ましてみる。
で、感想は、うん。面白かったよ。
例のごとくハーレクインエロ短編シリーズ期待値低いからかもしれないけど、その割には話に「オチ」が合ってなかなかよろしい。
ストーリーはそのまま直線の、ヒロインモリーとヒーローアッシュフォード卿のプチBDSMなんかあり〜のエロエロ&ロマンスで進む。と、思いきや、実は話が途中で新たにもう1人のヒーローウィスが現れて…。
こうヒネりがある話好きだね。
夢見るヒストリカルロマンスに時々ある、身分を超えてのロマンス。もちろんフィクションとしてそれはそれで面白いけど、実際はそう簡単ではない。得にこの頃の時代は。そんな時代背景もきちんと盛り込んでいて、話にブレがないからいい。
1つケチ付けるとしたら、この表紙。背中バックリドレスの姉ちゃん写真。これだけ見たらどう考えてもヒストリカルとは思えないよね。私も最初コンテポラリーと勘違いしたは。色っぽい姉ちゃん載っけりゃいいってもんでもないので、話にマッチした表紙を使ってくれ。
ちなみに原書の表紙はこれ。
Wet Rushはムンムン湿気満載感なこちらの表紙の方が好き。
作家のジェニファー・デイル、ちょっと気になったので調べてみたが、短編なんかを2012年ごろ4、5冊出してた人みたい。でも最近は執筆してないみたいね。ウェブサイトも存在しなかったよ。作家辞めちゃったのかな?

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