The Mistress: The Original Sinners (4)

2014年2月22日 | BDSM, 洋書, 総合評価 3 | コメント0件

The Mistress: The Original Sinners #4

ノーラ(Nora Sutherlin)への嫌がらせは、ついに何者かが彼女を誘拐するという形で、ドラマが動き出した。ノーラを愛する人達、ソルン(Søren)、キングスレー(Kingsley)、ウェスレー(Wesley)、グリフィン(Griffin)、ミック(Michael)すべの人が彼女を救うために立ち上がる。

  • 胸熱度 60% 60%
  • 濡れ度 40% 40%
  • 泣き度 30% 30%
  • 総合評価 50% 50%

The Original Sinnersシリーズの4部。ノーラは、ウェスレーと彼の実家で、アツアツな時間を過ごしていた所を、ウェスレーが襲われ気を失っている隙に、何者かに誘拐されてしまう。そして、ノーラの他にソルンの姪、ラリア(Lalia)も誘拐されてしまった。その後ラリアは、ソルン達に、誘拐の目的と要望を伝えるために、解放されるのだが、それは、ソルン、キングスレーの過去に大きく関係していた。

この本は、ノーラが誘拐されて彼女を救い出すまでの数日間のストーリー(ネタバレ!? ロマンス小説は必ずハッピーエンドで終わるので、ノーラは死んだりしません!!)。この本の趣旨は、外見は独特で淫らなBDSMの世界に反して、人間臭くノーラの安否を心から願う、それぞれの登場人物の心の中を誘拐事件を通して、取り上げていることで、誘拐事件はキッカケにすぎないと思っています。

数日間、ソルン、キングスレー、ウェスレー、その他のノーラの友人は、同じ家で時間を過ごし、ノーラを救出するすべを探す。その過程で、相手の事を少しずつ理解していく登場人物たち。

ウェスレーは、ずっとソルンやキングスレーを理解できなかった。ノーラはソルンやキングスレーと一緒にいる限り安全ではない。女性を傷づける事が愛情表現なんて普通じゃない。そんな世界からノーラを救い出したいとさえ思っていたほど。しかし、キングスレーはウェスレーにこんなことを言います。

“I want her to be safe.”
“You don’t want her to be safe. She is safe with us. You want her to be saved. You can’t save someone-”
“I know. I know… I can’t save someone who doesn’t want to be saved.”
“No. You can’t save someone who doesn’t need to be saved.”

↑これ、ウェスレーがキングスレーにノーラを守りたい(BDSMの事ね)と宣言するのだが。キングスレーはノーラは俺たちといれば安全だし、彼女を守る事はできない。何故なら彼女自身が守られる事を必要をしていないから。と言い返すのだが、ウェスレーも偏見からの開放のきっかけになったのかな。

そんなキングスレーは、ノーラを誘拐犯から救出するのは、自分の使命思ってた。

Søren couldn’t live in a world without Nora. (ソルンはノーラが居ないと生きていけないから)

そして、彼自身は、

Kingsley couldn’t live in a world without Søren. (キングスレーは、ソルンが居ないと生きていけないから)

ソルンがノーラを愛する気持ちは、揺るぎないもの。1部~3部では多くを語ることがなかったソルンの心の中もこの本で見えてくる。誠心、誠実。神父になるべくしてなったと言える汚点のない心。

He just a sadist, that all. (ただ彼はサディストだった)
“Søren isn’t nice.But he’s good.”…”He’s the best man of earth.”

一方、誘拐犯に監禁されているノーラは今までの長いソルンとの関係に、思いを巡らし、彼のもとへ帰りたいと願っていました。

初めて2人が出会った時にソルンに、言われた言葉、

“If I choose you, Little One … I can own you. You would be my property, mine alone.”

2人の関係をソルンに問いただした時の彼の言葉、

“Why do you love me so much, you stupid man?”
“Because I met you.”

そして無事に救出された時に、ノーラとソルンはこんな会話を交わします。

“You were always strong, Little one. I only ever wanted you to be mine.”

“I am yours, I always was. Even when I was with someone else… I was always yours”

“I know”

“This life is nothing but one blink of God’s eyes. He’ll blink again and we’ll be back together.”

Love is giving yourself to someone else. Giving yourself to someone else without losing yourself.

“I promised you forever.”

“Forever isn’t long enough.”

“I watched you watch it …. I watched him run his fingers through your hair … I watched you.”

また、ノーラは、キングスレーに、こんな言葉を捧げます。

Love versus love. King, you’re comparing infinities. There is no ‘more.’ That’s not how love works. If it’s love, it’s infinite. You can’t count it. I can’t line up my love for Søren and my love for Wes side by side and see which one is longer. I’ll never reach the end of either. Soren will no more reach the end of his love for you than he’ll reach the end of it for me. He let you go because he loves you, because he knew you needed your freedom. He keeps me close for the same reason. Because he loves me and that’s what I need. Him.

なんだが、ただの英文紹介に成り下がっていますが、作者のティファニー・ライスの言葉がとにかく美しいんです!!

日本語には日本語の美しい言葉があるように、英文にもまた美しさがあって、BDSMの強烈にダークな世界に、愛あふれる人達と、思わず声に出して、自分の舌先を転がる単語を楽しんでしまうほど、美しい文章が対照的に浮き立つ、すばらし本です。しかし、宗教に関する比喩や、聖書の引用なども多く、ちょっと難しい所もありました。

また、このシリーズ、1人以上の人を愛する「シャア・ラブ」をテーマにしているのですが、「シャア・ラブ」に関しては、頭で理解出来ても、心の中で消化しきれない所もあり・・・私もまだまだ修行げ必要のよう。

日本語版The Original Sinners / 訳 清水 由貴子、藤峰 みちか (Amazon Japan)

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