総合評価3星:The Prince: The Original Sinners #3

2014年2月18日

The Prince: The Original Sinners #3誰とも分からぬノーラ(Nora Sutherlin)への嫌がらせは、解決していない。それが、ソルン(Søren)とキングスレー(Kingsley)に端を発していたとは、この時誰も想像していなかった。ノーラは、ウェスレー(Wesley)とスッキリしないままの関係を終えてしまったことをずっと後悔していた。ノーラのダークな世界にとって、ウェスレーはたった一つの純粋な世界であって、彼女にって彼は大切な人でもある。また、ウェスレーも痛みを与えることがソルン(Søren)の愛情表現で、何故彼女は彼から離れることが出来ないのか自問自答を繰り返し、ノーラを思っていた。そんな2人は再会し、同じ時間を過ごすこととなる。

著:Tiffany Reisz

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The Original Sinnersシリーズの3部。このシリーズは、登場人物が複雑に絡んだストーリーで、すべての関係を紹介しきれず、キングスレーに関しては、触れていませんでした。しかし、キングスレーは、このシリーズ全体を通して、ノーラやソルンに大きく影響を与えています。特に、ソルンとの関係は、彼らの高校時代にさかのぼり、この本では、彼とソルンの関係が、衝撃的に明らかになります。キングスレーは、SMクラブのオーナーとして、闇の社会で、名をはせている人物。そして、彼もDomとして1人の女性Subを大切に思っています。しかし、この世でたった1人の男性、ソルンの前では、キングスレーは違います。それは本当の彼の欲望でもありました。

ソルンとキングスレー、とにかく超~~~Intenseです。キングスレーはソルンを愛していて、ソルンもまた、キングスレーを愛しています。しかし、ソルンが自分のすべてをかけて守り、心から大切に思い、愛しているのはノーラ。ソルンが心痛めるノーラへの危険、それを解決することは、キングスレーの愛を守ることへ繋がっていました。

キングスレーは、ソルンへの思いを

”I’ve been in love with a ghost for thirty years”

ソルン、キングスレー、ノーラの関係を

“We are mere princes, you and I. But she is a queen.”

と言っています。

一方、ノーラは、ウェスレーの事をずっと気にかけています。そして再会する2人。他のロマンス小説でもよくある、お馴染みのセオリー。お互いを思いながら、離れていた2人はイッキに盛り上がります。ウェスレーと一緒に彼の実家を訪れたノーラ。彼女は、今まで知らなかった、本当のウェスレーを目にすることになります。そしてついに結ばれる2人・・・。

“That’s not what I’m talking about. I’m not talking about collars and leashes and leads. When you love somebody, they own you whether you’re kinky or not.”

しかし、そんな2人の幸せは束の間のものでした。

2部で、作者Tiffany Reiszのストーリー展開が「なんともニクイ」と表現しましたが(詳しくは2部のレヴュー参照)、3部ではすでに飽きてしまいました(笑)。ソルンとキングスレーの関係をIntenseにセンセーショナルに書きたい気持ちは理解できますが、長い。とにかく長い。

章を1から順に追って読むのではなく、ノーラとウェスレーの登場する章を先に読んで、後からソルンとキングスレーの章を読む小技を見つけ、なんとか完読したといった感じです。

 


日本語版The Original Sinners / 訳 清水 由貴子、藤峰 みちか (Amazon Japan)

    
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