セイレーンの涙: The Original Sinners (1)

2014年2月15日 | BDSM, 洋書, 総合評価 3 | コメント0件

The Siren: The Original Sinners #1

BDSMを題材にするエロチカ小説家のノーラ(Nora Sutherlin)は、数々のベストセラーを出す売れっ子作家。そんな彼女が手がける新作は、彼女のとって特別な思いがあった。大手出版社に勤務するやり手のザカリー(Zachary Easton)通称ザックは、上司の進めでノーラの自宅を訪れる。エロティカ小説家特有のダークな年配の女性を想像していたザックだが、実際のノーラは小柄でチャーミングな女性だった。

  • 胸熱度 50% 50%
  • 濡れ度 55% 55%
  • 泣き度 50% 50%
  • 総合評価 50% 50%

The Dark Duetシリーズがあまりにもダークだったので、BDSM系の本から遠ざかっていたが、久々に復活。そしてこれは、ダークじゃないけど、ヘビーだったなと・・・実感。

エロティカロマンスのカテゴリーに入ってるこの本だが、よくありがちな1組の男女の恋愛のスタイルがBDSMとはまったく違う。もろちん「愛」は描かれているけど、BDSMの独特な世界での「愛」を表現したストーリー。

サディスト、奴隷、調教、痛み、快楽、ゲイ、レズ・・・と、盛りだくさん。全部で4部作となるこのシリーズ、この本では、女性1人に対して男性3人の愛の形を題材にしています。

  • ノーラの自宅兼事務所に一緒に住む19歳大学生、 ウェスレー(Wesley Railey)。ノーラの家で彼女の生活や仕事のサポートをしながら彼女に恋をしている。そんな青年のピュアで純粋な心にノーラは癒され、時に友人としてクリーンな関係を築いている(ウェスレーは童貞)。
  • ノーラがBDSM作家として成功したのは、彼女自身が、Submissiveだったから。彼女のMasterは、ソルン(Søren)。サディストのソルンにとって、痛みと快楽は同義語。ダークなDominant。ノーラがまだ15歳だったころから、彼女を調教し、2人には18年間という長い長い歴史がある。彼は今でもノーラを心から愛しているが、現在ノーラはソルンのもとを去っている。
  • ノーラは自伝書ともいえるほどの大作に挑戦したいと思っていた。そのためには、信頼できる出版社と、腕のいい編集者が必要。大手出版社の目に留まったノーラのもとにやってきたイギリス人のザック。ザックは当初ノーラの編集者になることに消極的だったが、ノーラの作家としての腕と彼女の人間性に納得して最終的に編集者になることを承諾する。ウェスレーとソルンの間をとったようなザック。年相応の経験と常識を持ち合わせ、ノーラと一番平等に関係を築ける男性。

まったく異なった3人の男性がそれぞれ、ノーラに影響を与える。浮気心で片づけてしまえば、簡単なのだが、それとはまったく異なった感情。どの男性も心から大切に思い、なぜ男女1組でなければならないのかと、この本を読むと疑問さえ湧いてくる。体の関係を持っていないが、純粋に相手を思うノーラとウェスレー。痛みを与えることが彼の愛情表現のソルン。ウェスレーとソルンの中間に位置するようなノーラにとって程よい男性ザック。恋愛に関する常識を覆すストーリー。

このThe Original Sinnersシリーズの奥底にある本質を考えだしたら、レビューを書くのに行き詰ってしまいました。その位奥が深い。あれこれ書かずに、自分が感じたままを書いておきます。そのせいで、意味が分かりずらいと思います。後は、実際に読んで感じてみてください。

The Original Sinnersの世界をたっぷり表現した、ファンによるイメージ動画です。BDSMもここまでくると、1つのアート。美しい。

なんと、タイトルも表紙のイメージも全く違うので、気が付きませんでしたが、日本語版が出版されていたんです~ねぇ! いつも、Amazon Japanの見てて、いつか読もうと思ってたんですが、実はすでに読んでた、私(汗) しかし、その後の続編にこのシリーズの意味があるのに、最初の1部と2部だけ訳して出版してもあまり意味ないじゃん・・・と思ってみたり。続きプリーズ‼︎

日本語版The Original Sinners / 訳 清水 由貴子、藤峰 みちか (Amazon Japan)

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